---
流体や粉体を扱う金属部品では、わずかな隙間や形状不良が大きなトラブルを引き起こします。水の衝撃を吸収する水撃防止器や、粉体搬送に使われるシュートはその代表例です。密閉性の不足は漏れにつながり、粉体搬送では角や段差が詰まりの原因となります。本記事では、水撃防止器やシュートを中心に、流体・粉体向け金属部品の設計・製作のポイントを紹介します。
【水撃防止器の設計と加工】
水撃防止器は、配管内で発生する圧力の衝撃波を吸収し、設備を保護する役割を持ちます。この部品では、内部に完全な密閉空間を形成することが最も重要です。
・加工方法:ヘラ絞りで円筒形状を成形し、内部をカシメや溶接で封止
・材質:SPCE材を中心に、用途に応じてステンレス材にも対応
・検査:寸法検査に加え、気密性確認を実施
実績としては、外径φ250mm・高さ250mmクラスの製品に対応しており、試作から量産までの体制が整っています。
【シュートの設計と加工】
シュートは粉体や部品を流すための部品であり、形状次第で搬送効率が大きく変わります。
・材質:SUS316Lなど耐摩耗性や耐食性に優れたステンレスを使用
・加工方法:板金加工や溶接を組み合わせ、内面に段差やバリを残さない工夫
・変形対策:溶接による歪みを最小化する設計と治具を活用
製作事例としては、板厚1.2mmステンレス材による粉体搬送用シュートの加工実績があり、長期使用に耐える品質を確保しています。
【設計時のポイント】
流体・粉体向け部品は、使用環境や搬送物の特性に合わせた設計が欠かせません。
・水圧を受ける部品では、板厚やリブ補強で耐圧強度を確保
・粉体搬送部品では、内面を滑らかに仕上げ、粉だまりや詰まりを防止
・接液部材質は、腐食や摩耗に強いステンレス材を選定
・溶接条件を最適化し、シームレスな内部仕上げを実現
これらの工夫により、実使用環境でのトラブルを未然に防ぐことができます。
【用途分野】
・水処理設備:配管保護用の水撃防止器
・食品・化学プラント:粉体搬送用シュート、ホッパー部品
・自動車産業:冷却水や燃料系統の圧力対策部品
・建築設備:換気や排水システムにおける流体部品
多様な分野で流体・粉体向け部品が利用されており、それぞれに高い精度と耐久性が求められます。
【品質保証体制】
水撃防止器やシュートは、寸法精度だけでなく、気密性や表面品質も重要です。
・寸法検査:ノギス、マイクロメータ、ハイトゲージで確認
・外観検査:バリ、キズ、溶接部の欠陥を徹底チェック
・検査成績書:必要に応じて発行可能
・ロット管理:トレーサビリティを確保し、信頼性を担保
これにより、長期使用に耐える高品質な製品を提供できます。
【まとめ】
流体・粉体を扱う金属部品は、設計段階から密閉性・耐食性・表面品質に配慮する必要があります。水撃防止器やシュートの製作実績を通じて得たノウハウを活かし、用途ごとに最適な素材・加工方法を選定することで、漏れや詰まりのない安定した製品を実現できます。試作から量産まで対応できる体制と品質保証を備えており、設備メーカーや装置設計者にとって信頼できるパートナーとなります。
【お問い合わせ先】
市川鉸工業株式会社
〒370-1203 群馬県高崎市矢中町1131-1
TEL:027-346-2616
FAX:027-346-1065
URL:https://i-shibori.com/
| 会社名 |
市川鉸工業株式会社 (いちかわしぼりこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 106142 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 群馬県 高崎市 |
| 電話番号 | 027-346-2616 | FAX番号 | 027-346-1065 |
| 資本金 | 1,200 万円 | 年間売上高 | 50,000 万円 |
| 社員数 | 30人 | 担当者 | 堀野暉史 |
| 産業分類 | 工作機械 / 家具 / 照明器具 | ||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
