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製品の小型化・軽量化・高性能化が進む中で、異種金属同士の接合技術は、電子部品や医療機器、自動車分野など多様な製造現場で欠かせない工程になっています。しかし、異種金属の直接接合は、素材の膨張係数や金属間化合物の形成、界面の不均一性などが原因で接合不良や腐食のリスクを伴います。
こうした課題を解決する方法のひとつが「ニッケル下地めっき」の活用です。ニッケルは多くの金属と相性が良く、溶接・ろう付け・接着・めっきといった後工程において「中間層」としての役割を果たします。特にチタンと銅合金、ステンレスとアルミなど、接合が難しい金属同士をつなぐ際に、ニッケル下地を設けることで密着性と信頼性を高めることが可能になります。
高松メッキ工業では、異種金属部品へのニッケル下地処理に多数の実績を持ち、部品構成や接合方式に応じた最適な下地設計を行っています。今回は、ニッケル下地めっきの特性と具体的な活用事例について詳しく解説します。
◇なぜ異種金属接合にニッケル下地が有効なのか?
異種金属を接合する際、最も大きな問題は「金属間の物理的・化学的な性質の違い」です。たとえばチタンと銅では、電位差や膨張率、溶解性が大きく異なり、直接ろう付けや接着を行うと、界面にひずみや腐食が生じやすくなります。
ニッケルは多くの金属との親和性が高く、比較的中立な性質を持つため、接合時の中間層として最適です。めっきにより形成されたニッケル層は、均一で緻密な構造を持ち、接合面の保護やろう材の濡れ性向上にも寄与します。
◇製品詳細
・対応素材:チタン、Be-Cu、SUS304、アルミニウム、真鍮、CFRP複合材など
・処理構成例:
チタン+Ni(5μm)→ Cuとのろう付け中間層
SUS+Ni(3μm)+Au(0.5μm)→ 接点接合用
Be-Cu+Ni(4μm)→ 異材差吸収用下地
・膜厚管理:±15〜20%(X線膜厚計で精密測定)
・下地のめっき方法:電解Ni/無電解Ni(部品形状による選定)
◇特長
・異種金属のろう付け・接着に対応する中間層設計
・熱膨張差を吸収し、界面クラックや剥離を防止
・めっき密着性が高く、後工程の加工性が良好
・微細部や局部処理も治具設計で対応可能
・溶接・ろう付け評価済みの膜構成をデータベース化
◇使用例
・チタン+Be-Cu複合部品のろう付け部(Ni下地)
・アルミ構造体とSUS端子の接着部(Ni+Cr下地)
・医療プローブのTi+Ni+Pt接合構成
・高周波端子のPd-Ni+Ni層構成による電食防止
・熱サイクルを受ける車載部品の中間層設計(Niめっき5μm)
◇加工方法と設計の工夫
異種金属部品へのニッケル下地処理は、単にめっきするだけでなく、後工程との連携を見据えた「膜構成設計」が重要です。高松メッキ工業では、接合方式(ろう付け、溶接、接着)と部品構成に応じて、Ni層の膜厚、結晶構造、処理方法(電解/無電解)を選定。
また、めっき前の前処理も重要で、たとえばチタンには酸化皮膜を除去する活性化処理を、アルミには特殊な化成処理を施し、Niとの密着性を高めています。
めっき後の接合工程においても、熱履歴や圧着強度を想定した膜構成評価を行っており、仕様設計から接合評価までトータルでサポートしています。
◇取組み
高松メッキ工業では、異材接合用のニッケル下地めっき技術を10年以上にわたり研究・実用化してきました。特にチタン+銅、チタン+Be-Cu、SUS+アルミといった構成は、他社では難しいとされる組合せにも対応しており、量産実績も豊富です。
部品ごとに最適な膜厚・処理方法・治具構成を設計し、試作段階からの仕様検証にも積極的に対応。測定・接合テスト・品質記録まで一貫して対応可能です。
◇まとめ
異種金属接合は高度な制御を必要とする技術領域ですが、ニッケル下地めっきを活用することで、接合品質・強度・耐久性を大きく向上させることができます。高松メッキ工業では、素材特性と接合方式に応じた膜構成提案により、製品信頼性の向上と加工性の両立を実現します。
「異材接合がうまくいかない」「ろう付け後に剥離が起きる」「構成に合う中間層を探している」──そんなお悩みがあれば、ぜひご相談ください。
◆お問い合わせ先
〒916-0081
高松メッキ工業株式会社
TEL:0778-52-2615
FAX:0778-52-2931
URL:https://takamatsu-pc.jp/
| 会社名 |
高松メッキ工業 株式会社 (たかまつめっきこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 105339 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 福井県 鯖江市 |
| 電話番号 | 0778-52-2615 | FAX番号 | 0778-52-2931 |
| 資本金 | 4,500 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 10人 | 担当者 | 代表取締役 高松英之 |
| 産業分類 | 電子部品 / 医療機器 / レジャー用品 | ||
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