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極めて高い融点(約3400℃)と硬度を持つタングステンは、過酷な環境下での使用が求められる産業用部品において非常に重要な素材です。航空・宇宙、半導体、放電機器、医療分野などで活用が進む一方で、その硬さと化学的安定性ゆえに「表面処理が困難な金属」として知られています。なかでも、電気的接点や機能性向上を目的としためっき加工においては、密着性や均一性を確保するために高度な技術が求められます。
高松メッキ工業では、タングステンのような高硬度かつ難接着素材に対しても、独自の前処理と工程管理によって安定した金属皮膜の形成を可能としています。今回は、タングステンへのめっき加工における技術的なポイントと、その応用事例についてご紹介します。
◇タングステンへのめっきとは?
タングステン(W)は、その硬度と耐熱性、さらには放射線遮蔽性などから、特殊な機能が求められる部品に使用されることが多い金属です。しかしその高い化学安定性ゆえ、通常のめっき工程では密着力不足や剥離、ピンホールといった課題が発生します。
このため、タングステンへのめっきには、まず表面の酸化皮膜除去や活性化といった特殊前処理が不可欠です。また、金属皮膜の選定においても、導電性や耐食性を考慮しながら、NiやAu、Ptなどの多層構成を取ることで安定した性能が得られます。
高松メッキ工業では、処理液の自社開発により、基材とめっきの界面特性を最適化し、タングステンに対しても高い密着力と均一な皮膜形成を実現しています。
◇製品詳細
・対象素材:純タングステン(W)、W-Cu合金、焼結体など
・めっき構成:Ni単層、Ni/Au、Ni/Pt多層構成
・膜厚目安:Ni 3~10μm、Au 0.1~2.0μm
・対応形状:棒状部品、電極、精密部品、小型板材
・対応サイズ:500mm角程度まで対応可
・評価設備:X線膜厚測定機、密着性試験、耐食性試験(JIS準拠)
◇特長
・高硬度素材への優れた密着性と耐剥離性
・導電性および耐熱性を両立した金属皮膜構成
・酸化防止による部品寿命の延長
・小ロット〜量産品まで柔軟に対応可能
・高精度な膜厚管理と外観検査体制
・自社開発液によるトラブルフリーな処理安定性
◇使用例
・X線装置向け放射線遮蔽・制御部品
・医療用高出力電極
・半導体製造装置のヒートプレート
・精密測定機器のプローブ接点
・高温炉・真空炉用の部材保護処理
◇加工方法
タングステンへのめっきは、まず素材表面に存在する酸化物を除去する工程から始まります。これは単純な酸洗いや物理粗化では対応できないため、化学的に安定した酸化被膜に対して専用の処理液で反応を促し、界面を活性化します。
前処理後は、Niめっきをベースに皮膜を構成し、場合によってはAuやPtを重ねて機能性を付加します。これにより、耐食性や電気接点性能が大幅に向上します。最終的には、X線膜厚測定や目視検査を通じて、膜厚の均一性と外観品質を確認します。
特に高精度機器向け部品では、薄膜での導電性保持が求められるため、μm単位での膜厚制御が重要です。高松メッキ工業では、こうしたニーズに応えるため、製品ごとに最適な処理条件を設計・運用しています。
◇取組み
タングステンへのめっき加工は、物理的な制約と化学的な安定性の両方に向き合う必要がある難加工分野です。高松メッキ工業では、こうした難素材に対しても、試作フェーズから処理液設計を行い、条件の最適化を進める体制を整えています。
さらに、複雑形状や異種金属との接合部品などにも対応できるよう、治具の内製や工程改良にも積極的に取り組んでいます。JIS規格に基づく評価試験の実施や、福井県工業技術センターとの連携を通じて、品質保証体制も強化されています。
実績としては、放射線機器部品、航空機関連部品、医療機器構成材など、高信頼性が求められる分野での採用が進んでいます。
◇まとめ
極限環境に耐える部品を製造するには、基材だけでなく、その表面をどう保護し、どう機能性を付加するかが鍵を握ります。タングステンのような難素材に対する確かな表面処理技術は、製品の信頼性と寿命を大きく左右します。
高松メッキ工業では、タングステンへの安定しためっき処理を実現し、製品設計の自由度と耐久性を高めるためのパートナーとして、技術支援と製造体制を提供しています。新しい部品開発や量産対応にお悩みの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
〒916-0081
高松メッキ工業株式会社
TEL:0778-52-2615
FAX:0778-52-2931
URL:https://takamatsu-pc.jp/
| 会社名 |
高松メッキ工業 株式会社 (たかまつめっきこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 105339 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 福井県 鯖江市 |
| 電話番号 | 0778-52-2615 | FAX番号 | 0778-52-2931 |
| 資本金 | 4,500 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 10人 | 担当者 | 代表取締役 高松英之 |
| 産業分類 | 電子部品 / 医療機器 / レジャー用品 | ||
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