測定機器・試験機
LevelMan
【無線が届かない!?】巨大構造物の運搬現場で発生した通信トラブルと、その解決策
■ 橋梁運搬の現場で起きた“意外な壁”
巨大な橋梁や大型構造物の運搬では、多軸台車による精密なレベル管理が欠かせません。
わずかな傾きやねじれが発生すると、台車間の荷重バランスが崩れ、構造物や設備の破損につながる恐れがあります。
そこで導入されたのが、デジタル水準器「LevelMan」シリーズ。
無線通信で複数点の傾斜を同時監視できる仕組みが、運搬現場での“目”となります。
しかし、現場で思わぬ課題が立ちはだかりました。
それは――
「無線が届かない」問題 です。
■ 金属構造体の“シールド効果”が通信を遮断
橋梁や大型構造物は、巨大な鋼材で構成されています。
この金属構造体がまるでシールドルームのように電波を遮断してしまい、
Bluetooth通信が途切れる、測定データが届かない、というトラブルが発生。
特にLevelManが採用する2GHz帯のBluetooth通信は、
電波の回り込みが少なく、鉄骨や鋼板の内部では顕著な影響が出ます。
「無線で便利なはずなのに、構造物の中では届かない」
そんな課題を解決するため、AnyDesignは通信構造そのものの見直しに踏み切りました。
■ 解決策:送信部を“外に出す”という発想
問題の本質は、「電波が金属の壁を越えられないこと」。
そこでLevelManは、無線通信部を構造物の外に出すことで、
安定した通信を確保する拡張・送信モジュール構成を採用しました。
【対策構成】
●通信Hub+送信モジュール
測定部と無線送信部をケーブルで分離し、
送信部だけを構造物の外や開放部に設置。
●複数送信部(マルチ配置)
構造物の前後・左右に送信モジュールを複数配置することで、
台車の移動に合わせてどの方向からでも通信を確保。
●他センサーとの連携
距離センサー・高さセンサーなども同時接続でき、
レベルデータと統合してリアルタイムモニタリングが可能に。
■ 【実施例】多軸台車による橋梁運搬での通信安定化
ある橋梁運搬現場では、100mを超える鋼製橋桁を多軸台車で運搬。
橋桁の前後左右にLevelMan測定ユニットを複数設置し、
各台車の傾斜やねじれをリアルタイムで監視しました。
無線通信は、各測定ユニットから延長ケーブルで送信モジュールを外部に配置。
これにより、金属構造体に囲まれた中心部でも安定したデータ通信を実現。
作業員は多軸台車から離れた位置で、モニタから
各測定点の傾斜データをリアルタイムで確認できるようになり、
運搬中の安全管理と精度維持が大幅に向上しました。
■ “無線が届かない”を解決する、設計思想
Bluetoothは便利な無線通信技術ですが、
金属やシールド環境では物理的な限界が生じます。
LevelManの拡張・マルチ送信モジュール構成は、
この限界を“構造設計で補う”という発想から生まれました。
シールドルーム、工作機械内部、大型構造物の搬送など、
「電波が届かない環境」でも安定した計測を可能にする――
それが、LevelManの強みです。
▶ 大型構造物の傾斜測定・運搬監視でお困りの方へ
LevelMan 拡張・送信モジュール構成についてお気軽にお問い合わせください。
| 会社名 |
株式会社 AnyDesign (えにでざいん) |
エミダス会員番号 | 102439 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 府中市 |
| 電話番号 | 042-315-9801 | FAX番号 | |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 4人 | 担当者 | 伊藤 克 |
| 産業分類 | 測定機械 | ||
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