以前も紹介しましたが、
海水を真水に変換するというサウジアラビアの大学の研究の一端でコルゲートチューブを曲げ加工しました、こちらは研究用のテストピースの一部です。

海水→生活用水の実験のための試作で、その効率を見るための研究となっております
最終的には太い配管にしインフラとして生活に根付いていくものとのこと。

カーボンニュートラルを目指し電気など動力をつかわずに海上の水蒸気をつかみ、熱伝導効率のの良いコルゲート加工がなされたパイプの中で冷やしていき真水に変えていくもの。
だそうです。

こちらはφ17.3のステンレスのパイプ(JIS-G3459)
曲げの部分にエルボー（継ぎ手）を使わずに、人間の腸のような複雑な配管をつくることになっており
伴ってコルゲートチューブの曲げにトライしています、コルゲートのひだ部分がつぶれすぎないように慎重に曲げることに念頭を置いて製作しています。


連続のU字曲げ加工と90°をひねりながら曲げて行いっております、短い動画も載せましたのでよかったらご覧くださいませ。
先日鉄のパイプのU字加工の連続曲げも行いましたのでそちらの記事も併せてご覧ください。

※関連記事
鋼鉄パイプの連続U字曲げ加工品 φ21.7
https://www.nc-net.or.jp/company/98857/product/detail/190833

※コルゲート加工とは
コルゲートとは「波形」という意味で、プレスやロール成形で連続した平行な波（ビード、うね）を複数つけること。加工することにより管が凸凹になります。
薄い素材でも波を付けることにより強度や放熱性などを高めることができる加工です、イメージではトタンの加工がわかりやすいかと思います。


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