平成工業ではパイプ加工を生かした製品を開発中です。
アウトドアやキャンプ製品にパイプはよく使われています、今回はハンモックスタンド（骨組み）の製品です。

以前の記事はこちら
https://www.nc-net.or.jp/company/98857/product/detail/205648

錆対策としてつや消しブラックの塗装をしました、こちらはあくまで錆対策なので
市販のペンキを塗り重ねた簡易的なものとなっています。エコロジーな鉄用の塗装剤も現在調査中です。

前回ハンモックの布部分を製作する会社様が見つかり進めて行くという話でしたが
こちらの会社は実は「豊田合成」様です。
ライフソリューション事業部様よりSDGs関連商品室様の方につなげていただき、その話がここまで続いたという形です。
豊田合成様でRe-SというSDGsに関するエコブランドを運営してまして、そちらで廃棄されるエアバッグをアップサイクルしたいという部分と
平成工業の余ってしまって破棄せざるを得ない材をハンモックやその他家具やキャンプ製品にしてみたい、という思いが合致し一緒にプロジェクトとして進めることになりました。


人が乗る試験はほとんどしてませんのであくまで観覧用とし
製品として売り出していくということはせずに、ハンモックを展示会に出したり
弊社の方でスタジオに飾り来社の方に見ていただきつつ従業員がテストをしたり
という象徴的なアイテムとして使おうとまずは考えています。

その中でハンモックにこだわらず新たなアイテムも作り上げていければという想いをもって進めています。


■ハンモックスタンド素材のSTKM11Aについて

素材はSTKM11Aという鉄(炭素鋼)の素材です。
主に自動車部品の量産品に使われることが多く弊社でも多く扱っており加工が得意なのでこちらを使用してみました。
STKM11Aは機械構造用炭素鋼鋼管と呼ばれる素材で、炭素量の少ない低炭素鋼です。
素材の強度が抑えられている分、金属の伸びがよく、平成工業の得な曲げ加工などの加工に適している素材です。


アウトドア製品で曲げ加工をしたいものがあるなど試作や量産、または一点物の製作から
ご用命があれば刈谷市の平成工業までご相談ください！