平成工業ではパイプ加工を生かした製品を開発中です。
アウトドアやキャンプ製品にパイプはよく使われています、今回はハンモックスタンド（骨組み）の製品です。

以前の記事はこちら
https://www.nc-net.or.jp/company/98857/product/detail/199280

前回紹介したφ20で作られたハンモックスタンドの試作品
サイズは 長さ2600mm / 奥行860mm / 高さ1140mm / パイプ径20mmとなっています。
実はこちらはパイプを多めに発注してしまい、そのまま破棄か買取をしてもらう予定のものでした。
弊社はSDGsにも取り組んでおりせっかくなのでアップサイクル製品とまではいきませんが、廃棄するのであればなにかシンボル的なものを作ってみましょうと製作の計画をしていたハンモックスタンドを試作したという経緯があります。

まずは市販品のハンモック布を購入し乗り心地などを確かめてみました、スタンドに取り付けたフックも市販品です。
φ20なので若干のしなりこそありますが筆者（体重60kg）が乗ったところそれなりに快適に使えるものではありました。フックの取り付け部分が簡易的でしたのでこちらの方法や剛性は考えていかねばならないところです。

ハンモック布の試作についてですが
こちら製作をしていただける企業様が見つかりました、しかしながらハンモック布の製作は未経験ということで購入品をお渡しし、そちらを研究してまずはテストの品を作るということになり
10月末～11月頃に第一弾が完成するとのお話です。
協力していただける企業様のSDGsの部署さまとプロジェクトとして進めて行くことになりました、こちらの企業様についてはまた次回お話できればと思っております。

スタンドの塗装もSGDsに絡んだエコ製品でできればと考えていますが
そろそろ錆のことも考えないといけませんので、まずはスプレーやペンキなどで臨時の塗装を施そうと思っております。


■ハンモックスタンド素材のSTKM11Aについて

素材はSTKM11Aという鉄(炭素鋼)の素材です。
主に自動車部品の量産品に使われることが多く弊社でも多く扱っており加工が得意なのでこちらを使用してみました。
STKM11Aは機械構造用炭素鋼鋼管と呼ばれる素材で、炭素量の少ない低炭素鋼です。
素材の強度が抑えられている分、金属の伸びがよく、平成工業の得な曲げ加工などの加工に適している素材です。


アウトドア製品で曲げ加工をしたいものがあるなど試作や量産、または一点物の製作から
ご用命があれば刈谷市の平成工業までご相談ください！