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【デザイン性と機能性を高める!梨地加工について】
「梨地加工」とは金属など素材表面を凹凸にし、梨のようにザラザラした質感にする加工です。
表面の凹凸により光沢が抑えられ、独特の質感に仕上げる事が可能です。
塗装とは異なる梨地の質感はそのデザイン性の高さにより、様々な製品に加工されています。
また表面を梨地にする事によって滑り止め、防汚効果などといった機能性を付与する事が可能です!
今回は梨地加工について「加工方法」、「デザイン性と機能性」、「用途」を紹介します。
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『梨地加工について』
梨地(なしじ)加工とは梨のように細かい凹凸でザラザラとした質感「梨地」と呼ばれる表面に変化させる加工方法です。
梨地仕上げとも呼ばれたりします。
光が乱反射する事で光沢を抑えたマットで高級感のある仕上がりで、素材によって異なる雰囲気を表現する事が可能です。
またデザイン性や質感といった意匠性の向上だけではなく、機能性に優れており素材を選ぶことなく加工する事ができるのも梨地加工の特徴です。
表面の凹凸により接着性や滑り止め効果、汚れやキズを目立ちにくくさせる効果など多くの機能性を付け加えることができます。
【梨地加工】ブラスト処理による様々な効果
https://ja.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/244689
『梨地の加工方法』
表面を梨地にする加工方法は大きく2つに分けられます。
①機械的加工方法
・きさげ加工
きさげと呼ばれるノミのような工具で研削し、表面を加工する方法です。
・ワイヤブラシ法
金属製のブラシで研磨する事によって、表面を加工する方法です。
・ブラスト法
研磨材となるガラスの球体などを高速で衝突させることで、表面を加工する方法です。
・液体ホーニング法
水と研磨材を混ぜたものを衝突させることで、表面を加工する方法です。
②化学的加工方法
・化学腐食法
エッチング加工とも呼ばれ、腐食液に浸漬させることで表面を加工する方法です。
・電解腐食法
電位差の異なる金属を接触、腐食させることで表面を加工する方法です。
・分散メッキ法
メッキと微粒子を混ぜ合わせたものを付着させることで表面を加工する方法です。
【金属の錆びやすさ(イオン化傾向)について】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/228626/
【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/199332/
『梨地加工のデザイン性と機能性』
①意匠性の向上
梨地の光沢を抑えた落ち着いた風合いは質感や新たなデザイン性を付与させ、高級感のある仕上がりする事ができます。
②防汚効果
表面の汚れ・指紋などの付着が目立ちにくくなります。
また凹凸のある表面は光を乱反射させるため、キズも目立ちにくくなります。
③光沢を抑える
マットで高級感のある仕上がりになり艶消し、反射防止、防眩の効果があります。
④摩擦抵抗の増大
表面のザラザラした凹凸には、滑り止めの効果があります。
⑤密着性の向上
凹凸により表面積が増大、アンカー効果によって塗装やメッキなどより強固に密着します。
⑥疲労強度と耐摩耗性の向上
ブラスト法によって加工された表面は研磨材によって何度も叩かれます。
表面の強度が高まり「疲労強度」や「耐摩耗性」が向上し、材料寿命を延長します。
⑦表面積の増大
凹凸によって表面積が増える事で放熱性、保油性なども向上します。
『梨地加工の用途』
・家具などインテリア
・指輪やネックレスなどアクセサリー
・自動車のホイールやギアなどパーツ
・コップやタンブラーなど日用品
・包丁など調理器具
・スマートフォンやパソコンなど家電
・シンクや換気装置などキッチン設備
・塗装やメッキ処理前の下地処理
・疲労強度と耐摩擦性の向上を目的としたギアやシャフトなど工業用品
梨地加工は「素材を選ばず加工が可能」、素材そのものを塑性変形(永久変形)させているので「半永久的に加工状態を維持可能」この2点によって幅広い分野で加工されています。
『まとめ』
梨地(なしじ)加工とは梨のように細かい凹凸でザラザラとした質感「梨地」と呼ばれる表面に変化させる加工方法です。
梨地仕上げとも呼ばれたりします。
表面に直接的に力を加える機械的加工方法と薬品などを反応させる化学的加工方法がある。
梨地加工の特徴は「素材を選ばず」加工が可能で「半永久的に加工状態を維持」する点。
塗装では得る事の出来ない素材の美しさを引き立てる、高級感のある梨地加工。
デザイン性に優れているだけではなく、多くの機能性を付与する効果もあります。
原田鉄工では金属の表面を梨地に変える「大型ブラスト設備」を完備しており、各種研磨材を取り揃えています。
梨地加工の仕上がりや加工効果は「対象素材」「加工方法」と「研磨材」などによっても変化します。
数種類の研磨材にて施工を行い、ご納得できる理想の仕上がりにする事が可能です。
【徹底解説】ブラスト加工で使用する研磨材(メディア)の選び方・特徴
https://ja.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/242486
広大な「屋内塗装設備」も完備しておりますのでブラスト加工後、そのまま塗装工程へ。
耐久年数50年以上と言われる高い耐久性を有した塗装が可能です。
その後の塗装では膜厚や塗装環境を徹底的に管理する事で「長期間」「綺麗」で「錆びない」塗装を提供します。
【完全ガイド】製品の寿命を左右する重要工程!素地調整(下地処理)規格
https://ja.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/242966/
【重防食塗装 耐用年数の向上】
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◎梨地加工(シボ加工/マット仕上げ)
表面処理において意図的に微小な凹凸をつくる加工。
滑り止め、反射防止などの効果だけでなく、指紋や汚れなどを目立ちにくくする効果もあります。
◎ブラスト(ショットブラスト/グリッドブラスト/サンドブラスト/1種ケレン 英語:Blast)
高圧で圧縮した空気を研削材と呼ばれる粒と一緒に噴射し、製品に衝突させることで表面のゴミ、汚れ、塗装などを除去します。
◎研磨剤(研削材/研掃材/メディア)
ブラストで使用される加工対象物に直接ぶつけるための粒子です。
球体、多角形状などの形状や粒径、材質が多くの種類が存在するため、対象物の材質や処理効果に合わせて研磨剤を選定する。
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原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
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ブラスト・塗装の事ならお任せください。
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エミダス会員番号 | 98405 |
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日本 広島県 広島市西区 |
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資本金 | 4,800 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 50人 | 担当者 | 垰 |
産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
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