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【製品概要】
日本積層造形では、Plasma Rotating Electrode Process(プラズマ回転電極法、PREP)を活用した高品質な金属3Dプリンター用粉末を製造・提供しています。PREP法は、プラズマにより溶融した金属が高速回転によって粉末化される製粉技術であり、真球度が高く、ガス欠陥やサテライト付着がほぼないクリーンな粉末を生成できます。
従来、PREP粉末はその高品質ゆえにコスト面での課題がありましたが、日本積層造形では、東北大学との共同研究を通じて、実用商業化を実現。φ70mmの電極棒を使用し、約20,000rpmの高速回転条件で製粉することで、30~150μmの安定した粒度分布を持つ粉末の生産を可能にしました。
本粉末は、金属3Dプリンターの造形品質を向上させるだけでなく、造形条件の最適化や強度向上にも寄与し、特に航空宇宙や医療、自動車分野において高い評価を得ています。
【詳細】
- 製造方法:Plasma Rotating Electrode Process(PREP)
- 材質:チタン合金(Ti-6Al-4V)、インコネル、ニッケル合金 ほか
- 粒度分布:30~150μm
- 特徴:高真球度、ガス欠陥なし、サテライト付着なし、高流動性
【PREP粉末の特長】
1. **真球度が高く、均質な粒子形状**
高速回転による粉末化により、ほぼ完全な球形の粉末を生成。流動性に優れ、パウダーベッドの形成が安定するため、高品質な造形が可能。
2. **内部ガス欠陥のないクリーンな粉末**
一般的なガスアトマイズ法と異なり、大気圧下での製粉のため、粉末内部にガス巻き込みがなく、高密度な造形が可能。
3. **サテライト付着がほぼなし**
サテライト粉末(小さな粒子が大きな粒子に付着したもの)が少なく、粉末の充填効率が向上。ムラのないパウダーベッドを形成し、造形品質の向上に貢献。
4. **高い流動性と安定した粒度分布**
粉末同士の凝集が少なく、均一なパウダーベッドを形成。造形条件の最適化がしやすく、より高密度な造形を実現。
5. **高い強度・疲労特性**
内部欠陥がないため、造形まま(As built)でも高い疲労特性を持ち、HIP処理後と同等以上の強度を実現(Ti-6Al-4Vで約600MPa)。特許技術(特許第6785491号)により、微細な金属組織を維持し、引張強度の向上も可能。
【使用例】
- 航空宇宙分野:エンジン部品、構造部材
- 医療分野:インプラント、人工関節
- 自動車分野:高強度・軽量部品
- 産業機器:耐熱・耐食性が求められる部品
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日本積層造形では、金属3Dプリンター向けに最適化されたPREP粉末の提供だけでなく、造形プロセスの最適化支援も行っています。高精度な積層造形を可能にする材料開発や、お客様のニーズに合わせたオリジナル材料でのPREP製粉にも対応可能です。
3Dプリンター向けの高品質な金属粉末をお探しの方や、特定の材料特性を求める研究・開発に取り組まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。日本積層造形の技術力を活かし、お客様の課題解決をサポートいたします。
【お問合せ先】
日本積層造形株式会社
〒985-0874 宮城県多賀城市八幡一本柳3-8
TEL:022-290-0625
FAX:022-290-0631
HP:https://www.jampt.jp
会社名 |
日本積層造形 株式会社 (にほんせきそうぞうけい) |
エミダス会員番号 | 95395 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 宮城県 多賀城市八幡 |
電話番号 | 022-290-0630 | FAX番号 | 022-290-0631 |
資本金 | 9,900 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 28人 | 担当者 | 遊佐 俊一 |
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