宇宙
宇宙ステーション補給機「こうのとり」の姿勢制御スラスターは、3Dプリンター技術を活用して製造しています。
電子ビーム方式による金属積層造形技術(EB-PBF)が採用され、主要な材料にはチタン合金(Ti6Al4V)が使用されています。
このスラスターは、厳しい宇宙環境での耐久性を確保しながら、従来の加工技術では実現が難しかった複雑な形状を一体成型で実現しています。
積層造形により、軽量化と高精度な機能性が追求され、宇宙ステーションとの接合や姿勢制御をサポートするための重要な役割を果たしています。
2018年に打ち上げられた「こうのとり7号」では、この3Dプリントされたスラスターが初めて宇宙で使用され、重要なミッションに貢献しました。
【詳細】
・ 材質:チタン合金(Ti6Al4V)
・ サイズ:造形エリア 200x200x380mm
・ 加工方法:電子ビーム方式(EB-PBF)
・ 用途:宇宙機器の姿勢制御
【特徴】
1. 複雑形状の一体成型:従来の製造方法では困難だった複雑な内部構造を、積層造形により実現。
2. 軽量化:金属積層造形技術を用いることで、従来の鋳造部品に比べて大幅な軽量化が可能。
3. 高強度・高耐久性:チタン合金を使用し、宇宙空間の過酷な条件に耐える強度を確保。
4. 短納期対応:迅速なプロトタイプ製造が可能で、宇宙機器の開発サイクルを大幅に短縮。
5. 品質保証:ISO/ASTM 52920に準拠した製造プロセスにより、高品質な製品を安定的に提供。
【使用例】
このスラスターは、2018年に国際宇宙ステーションへ物資を届けるために打ち上げられた「こうのとり7号」の姿勢制御に使用されました。
再突入時には、ISSからの物資回収技術の実証に貢献し、国際的な宇宙開発の重要な役割を担っています。
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日本積層造形株式会社は、先進的な3Dプリンター技術を活用し、宇宙機器や航空機、自動車産業など多岐にわたる分野での製品開発をサポートしています。
特に、金属積層造形技術においては、チタン合金やアルミ合金をはじめとする高強度素材を使用し、軽量化と高精度の製品を提供します。
研究開発段階から量産対応まで一貫したサポートを行い、最適なソリューションを提案しています。
お客様のニーズに合わせたカスタマイズや新規材料開発にも柔軟に対応いたします。
【お問合せ先】
日本積層造形株式会社
〒985-0874 宮城県多賀城市八幡一本柳3-8
TEL:022-290-0625
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https://www.jampt.jp
会社名 |
日本積層造形 株式会社 (にほんせきそうぞうけい) |
エミダス会員番号 | 95395 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 宮城県 多賀城市八幡 |
電話番号 | 022-290-0625 | FAX番号 | 022-290-0631 |
資本金 | 9,900 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 28人 | 担当者 | 遊佐 俊一 |
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