冷間鍛造型は、成形中に高い負荷がかかるため、特に付け根R部でのクラック発生が主要な課題となります。オキソの表面処理技術は、この課題を解決するために開発されました。残留圧縮応力を付与することで疲労強度を向上させ、型寿命を大幅に延ばします。この技術は、成形パンチやラチェット成形、メスドック成形など、冷間鍛造型のあらゆる用途に適用可能です。加工後の型は耐久性が飛躍的に向上し、メンテナンス頻度を削減することで生産効率を最大化します。

■ 特長
疲労強度の向上: クラックの起点となる付け根R部に高い残留圧縮応力を付与。
型寿命の延長: 型寿命を従来比で2～3倍に改善。
加工精度の向上: 表面仕上げ精度が向上し、製品の安定した品質を実現。
幅広い適用性: 各種冷間鍛造型（ラチェット成形、メスドック成形、成形パンチなど）に対応可能。

■ 能力
型寿命の改善実績:
ラチェット成形: 4,000ショット → 8,000ショット
鋼材シャーリング刃: 15,000ショット → 45,000ショット
チャンファー成形: 8,000ショット → 13,000ショット
成形パンチ: 15,000ショット → 30,000ショット
メスドック成形: 3,500ショット → 6,000ショット、4,000ショット → 8,000ショット
耐久性の向上: 高負荷環境下でも安定した性能を維持。

■ 導入事例
ラチェット成形型: 疲労破壊を抑制し、製造ラインの安定稼働を実現。
鋼材シャーリング刃: 型寿命を3倍に延ばし、メンテナンスコストを削減。
成形パンチ: 型交換頻度を低減し、生産効率を向上。

冷間鍛造型の寿命を延ばす表面処理技術で、生産効率と品質を大幅に向上させることが可能です。

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