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本写真は、内径500mm、長さ800mmの大型円筒ワークを高精度で研磨加工している様子を示しています。使用されている研削盤は、TAISEI製の高剛性横軸円筒研磨機であり、重切削から鏡面仕上げまでを一台で行える構造を備えています。特に大型のロール、スリーブ、シャフトなど、精度と同軸度が要求される部品の研磨において、TAISEIの設備は高い信頼性を発揮します。写真中央に写っているワークは、外周部に多数の溝を持ち、外径と端面の両方に対して高精度な研磨が求められる形状です。
一般的にこのようなワーク形状では、縦軸研磨機による加工が行われることもありますが、今回の事例では横軸円筒研磨機を用いることで、加工効率を大幅に向上させています。実際の実績として、縦軸研磨に比べて1/2の作業時間で仕上げを完了することができました。これは、ワークの固定剛性、研削砥石の回転精度、ドレッシング方法の最適化など、複数の要素を組み合わせたTAISEI独自の工程設計によるものです。
高剛性チャックシステムと芯出し精度の追求
写真左側には、大型の四つ爪チャックが確認できます。このチャックは高剛性・高把持力タイプで、内径500mmのワークを安定して保持します。チャックプレートとワークの接触面は、平面度および直角度を数ミクロン単位で仕上げており、回転時の振れ精度を確保しています。これにより、長さ800mmという長尺ワークでも、全長にわたって均一な研磨が可能となっています。
また、ワークのセンタリングにはダイヤルゲージと自動芯出し機構が併用されており、偏心量を極限まで低減。これにより、外径研磨時の真円度および同軸度を高水準で維持します。研磨後の測定結果では、同軸度0.003mm以内という精度を達成しており、精密機械部品やモーターシャフトなどの高精度要求にも対応できる品質が得られています。
高精度外径研磨と内径対応の両立
TAISEIの横軸研磨機は、外径研磨のみならず、内径研磨にも対応可能な設計となっています。本ワークも内部に大径の中空構造を有しており、必要に応じて内径研磨加工を追加実施します。特に内径500mmの大径加工では、砥石の剛性確保や振動抑制が重要となります。TAISEIでは、砥石軸の内部冷却機構を強化し、熱変形を抑えながら安定した研削を実現しています。
また、外径と内径を同一設備で研磨することで、段取り替えによる誤差の発生を防ぎ、同軸度を高精度に維持できます。こうした工程一体化によって、全体のリードタイム短縮にもつながり、結果として縦軸研磨に比べて1/2の作業時間という効率的な生産体制が確立されています。
砥石選定とドレッシング技術
写真右側に見える砥石は、TAISEI独自の高強度アルミナ系砥石を使用しています。これにより、切れ味と表面粗さのバランスを両立しています。研磨前には自動ドレッシングユニットにより砥石の目立てを行い、常に均一な切削性を保ちます。
ドレッシング工程では、ダイヤモンドローラーを使用し、砥石面を高精度で修正します。ドレッシング条件(送り速度、切り込み量、ローラー回転速度)は加工材質や仕上げ要求に応じて最適化されており、TAISEIの経験に基づいたノウハウがここに活かされています。結果として、加工面粗度Ra0.2μm以下の高品位仕上げを安定的に達成しています。
加工条件の最適化と熱変形対策
大型ワークを研磨する際には、加工中の熱変形が精度に大きく影響します。そのため、TAISEIでは冷却液の流量制御システムを導入し、研削点の温度上昇を抑制しています。写真中に写る青色のノズルからは、一定圧力のクーラントが供給されており、砥石とワークの接触点に効率的に冷却液が到達するよう設計されています。
また、研磨盤自体も熱変位補正機構を備えており、機械構造の膨張による誤差を自動補正します。これにより、長時間の加工でも安定した寸法精度を維持することができます。実際の測定結果では、全長800mmにわたる真直度0.005mm以内を実現し、高精度な軸製品として出荷が可能となっています。
工程設計と生産性の向上
TAISEIが開発した加工プロセスの最大の特徴は、生産性と精度の両立にあります。従来の縦軸研磨では、ワークの取り付けやチャッキングのたびに再芯出しが必要となり、1本あたりの段取り時間が長くなっていました。これに対して、今回の横軸研磨では、ワークの装着から仕上げ完了までを一連で行える構造のため、段取り時間を約50%削減しています。
さらに、研削盤の自動化機能(自動位置決め、送り速度制御、自動ドレッシングなど)を活用することで、オペレーターの負担を軽減しつつ、品質の安定化を実現しています。この結果、縦軸研磨に比べて1/2の作業時間という実績を達成しており、TAISEIの生産ライン全体での効率化に大きく貢献しています。
品質保証と測定体制
研磨後の製品は、三次元測定機および円筒度測定器によって精密検査が行われます。測定では、外径の真円度・円筒度・同軸度、端面の平行度、表面粗さなどを複合的に評価。測定データはデジタル化され、製造履歴として全て保存されます。これにより、顧客からの品質保証要求に対しても万全の対応が可能です。
特に、内径500mmのような大型製品では、加工誤差がわずかでも全体寸法に影響するため、温度管理を徹底した測定環境で検査を実施。TAISEIでは恒温室内に設置された測定機で精度確認を行うことで、確実な寸法保証を実現しています。
まとめ:TAISEIの技術が支える高効率・高精度加工
本写真に示されるように、内径500mm、長さ800mmという大型ワークを対象に、TAISEIの高精度横軸研磨機を用いた外径研磨および端面研磨工程は、従来の縦軸方式に比べて圧倒的な効率を実現しています。
・高剛性チャックによる安定固定
・自動ドレッシングによる砥石性能の維持
・冷却システムと熱変位補正による高精度保持
・段取り時間の短縮による作業効率の向上
これらの要素を総合的に組み合わせることで、縦軸研磨に比べて1/2の作業時間を実現しつつ、真円度・同軸度・表面粗さのすべてにおいて高品質な仕上がりを達成しています。TAISEIでは今後もこの技術をベースに、より大型・高精度・短納期な研磨加工ニーズに対応していく方針です。
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| 会社名 |
株式会社 石川研磨 (いしかわけんま) |
エミダス会員番号 | 94781 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 刈谷市 |
| 電話番号 | 0566-62-7751 | FAX番号 | 0566-62-7776 |
| 資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 45人 | 担当者 | 石川 晃 |
| 産業分類 | 重電関係 / 治工具 / 工作機械 | ||
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