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医療機器や計測機器などの筐体開発では、「少量生産でも品質とコストを両立したい」という悩みがつきものです。そうした場面で候補に挙がりやすいのがRIM成形と真空成形です。どちらも射出成形とは異なる特徴を持ちますが、目的や条件によって最適解は変わります。本記事では、両工法の仕組みと違いを整理し、小ロット筐体に適した選び方を分かりやすく解説します。
【RIM成形の仕組みと特徴】
RIM成形は、液状の樹脂原料を金型内で混合反応させ、化学反応によって硬化させる成形方法です。ウレタン系樹脂が代表的で、比較的低圧で成形できるため大型品にも対応しやすい点が特長です。
厚みのある一体成形が可能で、内部にリブ構造を持たせるなど剛性を確保しやすく、複雑な三次元形状にも対応できます。一方で、上下型が必要なため金型費が高額になりやすく、硬化時間を含む成形サイクルも長めです。少量生産であっても、初期投資が数百万円から数千万円規模になるケースも珍しくありません。
【真空成形の仕組みと特徴】
真空成形は、加熱して柔らかくした熱可塑性樹脂シートを型に密着させ、真空吸引によって形状を転写する成形方法です。基本的には片面型で成形できるため、金型構造がシンプルで、製作期間も短く抑えられます。
薄肉のシェル構造が得意で、カバーやハウジング用途に多く使われます。必要に応じて複数パーツを組み合わせる設計とすることで、見た目や機能性を確保することも可能です。設計変更への対応が柔軟で、試作から量産への移行もスムーズに行える点が、小ロット生産に向いている理由の一つです。
【小ロット筐体での比較ポイント】
RIM成形と真空成形を比較する際は、以下の視点が重要です。
・金型コスト
RIM成形は高額になりやすいのに対し、真空成形は数十万円規模から検討できる場合があります。
・構造と重量
RIM成形は厚肉で剛性が高い反面、重量が増えがちです。真空成形は軽量で取り回しに優れます。
・意匠と仕上げ
RIM成形では二次塗装が前提となることがありますが、真空成形では着色シートや加飾シートを使い、塗装工程を省略できるケースもあります。
年間数十台規模の装置筐体であれば、RIM成形の型費が負担となり、真空成形と組立を組み合わせることでコストと納期を大きく改善できる可能性があります。
【豆知識と最近の動向】
近年は真空成形でも材料や加飾技術が進化し、高光沢や耐候性を持つシートが増えています。そのため、従来はRIM成形や射出成形が選ばれていた外装部品でも、真空成形で十分な外観品質を実現できる場面が広がっています。また、試作段階では3Dプリントと真空成形を組み合わせ、短期間でデザイン検証を行う手法も注目されています。
【まとめ】
RIM成形と真空成形は、それぞれ得意分野が異なる工法です。少量生産の筐体では、剛性や一体構造を最優先するならRIM成形、初期コストや納期、軽量化を重視するなら真空成形が有力な選択肢となります。筐体製造コストや開発スピードに課題を感じたときは、真空成形による樹脂化や構造分割という発想も、一度検討してみる価値があるでしょう。
◆中央プラスチックの取り組み
株式会社中央プラスチックは、真空成形を軸に設計提案から型製作、成形、トリミング、接着組立、塗装や印刷までを一貫対応しています。医療機器カバーや分析装置筐体、各種ハウジングなど少量生産品の実績も豊富で、RIM成形を検討していた案件に対しても、真空成形と組立構成の最適化により型費や納期を大幅に削減してきました。着色シートや加飾成形による塗装レス提案、最大1300×2100mmの大型成形対応など、コストだけでなく軽量化や意匠性向上にも貢献します。筐体製造の選択肢に迷った際、真空成形の可能性を具体的に形にできる技術力が、同社の強みです。
【企業情報】
株式会社中央プラスチック
所在地:〒485-0084
愛知県小牧市入鹿出新田新道878番地の1
TEL:0568-73-6481
FAX:0568-73-5486
HP:https://chuuopla.com/
| 会社名 |
株式会社 中央プラスチック (ちゅうおうぷらすちっく) |
エミダス会員番号 | 94135 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 小牧市 |
| 電話番号 | 0568-73-6481 | FAX番号 | 0568-73-5486 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 村上 真一郎 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 輸送機器 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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