---
スーパーエンプラの導入プロセスとは そのⅡ? ~豆知識~
目的の明確化から材料選定、設計、製造、そして最終的な評価と展開に至るまで、いくつかの重要な段階に分かれます。特に、金属部品の代替として高性能なプラスチックを使用するケースでこのプロセスが重要となります。
そのⅠからの続き
1. 目的の明確化と要件定義
プロジェクトの初期段階では、製品がどのような目的で、どのような環境で使用されるのかを明確にします。
2. 材料選定
要件定義に基づいて、最も適したスーパーエンプラを選定します。
3. 設計とシミュレーション
選定した材料の特性を最大限に活かせるように、部品の設計を行います。
4. 製造プロセスの検討と試作
設計を具現化するための製造方法を確立します。
・ 製造方法の決定: 射出成形、切削加工、押出成形など、部品の形状や材料に最適な製造方法を選定します。
・ 試作品の製作: 小ロットでの試作を行い、設計通りに部品が成形できるか、また物性に問題がないかを確認します。
・ 金型や治具の準備: 射出成形の場合は、材料や製造方法に適した金型を製作します。
5. 評価と検証
試作品が要求を満たしているかを厳密にテストします。
・ 性能試験: 熱安定性、機械的強度、耐薬品性など、要件定義で定めた項目について試験を行います。
・ 耐久性試験: 長期間の使用に耐えられるか、熱サイクルや化学物質への暴露など、過酷な条件での耐久性を評価します。
・ 品質の確認: 寸法精度や表面品質などが要求仕様を満たしているかを確認します。
6. 量産とフィードバック
評価と検証をクリアしたら、量産体制に移行します。
・ 量産の開始: 検証済みのプロセスで製品の量産を開始します。
・ フィードバックの収集: 実際の製品の使用状況をモニタリングし、フィードバックを収集します。これにより、将来の材料選定やプロセス改善に役立てます。
*用途によって使い分け : 求められる性能に応じて、最適なプラスチックを選択する必要があります。
技術相談や材料選定にお困りの際は、日進工業株式会社へ是非ご相談ください。
【企業情報】
日進工業株式会社
〒447-0844 愛知県碧南市港本町4番地39
TEL:0566-42-1111
FAX:0566-42-1117
HP:https://www.enissin.com/
| 会社名 |
日進工業 株式会社 (にっしんこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 92058 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 碧南市 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 9,900 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 300人 | 担当者 | 長田 和徳 |
| 産業分類 | 輸送機器 | ||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
