---
【耐熱性からみるプラスチックの進化】
私たちの身の回りにある多種多様なプラスチック。その中でも、耐熱性を軸に分類された「汎用樹脂」「汎用エンジニアリングプラスチック(エンプラ)」「スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)」は、産業用途において重要な役割を果たしています。特に自動車や電子機器といった分野では、性能要求の高度化とともに、これらの素材の適切な選定と活用が不可欠です。
【3分類で捉える熱可塑性プラスチックの構造と性能】
熱可塑性プラスチックは、加熱すると柔らかくなり、冷却すると固まる性質を持つ素材で、リサイクル可能という点でも注目されています。この熱可塑性樹脂は、大きく分けて3つに分類されます。
・汎用樹脂(例:PE、PP、PS)
日用品や建材に広く使われる安価なプラスチック。耐熱性や機械強度は低いですが、加工性に優れ、圧倒的な市場規模を誇ります。
・汎用エンプラ(例:POM、PA、PC、PBT)
耐熱温度が100℃以上、強度50MPa以上といった特性を持ち、自動車の内装部品や家電などに使用。コストと性能のバランスが良く、工業用途の中核を担っています。
・スーパーエンプラ(例:PEEK、PPS、LCP)
さらに高い耐熱性(150℃以上)と耐薬品性、機械的強度を誇り、エンジン周辺部品や航空機・医療分野で使用される高機能材料群です。
【進化を続けるエンプラとスーパーエンプラの開発史】
エンプラの始まりは1930年代のPA66(ナイロン)にまでさかのぼります。その後、1950〜70年代にPOM、PC、PBT、m-PPEといった汎用エンプラが次々に登場。スーパーエンプラは1970年代以降、PPS、PEEK、LCPなどが登場し、用途が大幅に拡大しました。
弊社ではこれらスーパーエンプラにいち早く対応し、1980年代からPEEKの成形技術を確立。トヨタ自動車のWDブレーキ部品に採用されるなど、実績を重ねてきました。
【スーパーエンプラが拓く金属代替の新領域】
自動車の軽量化・EV化が進む中で、金属からの樹脂化ニーズが高まっています。スーパーエンプラは、金属に近い耐熱性と剛性を持ちながらも軽量で加工がしやすく、以下のような多くのメリットがあります。
・最大で金属比5分の1〜6分の1の軽量化
・複雑形状の一体成形が可能で、部品点数削減と加工工程の簡素化
・絶縁性・防錆性・耐薬品性に優れ、高温下でも安定
・射出成形による大量生産と高い生産性
・塗装レス・メッキレスによるコスト削減と環境負荷軽減
【自動車用高機能部品における日進工業の強み】
弊社では、PEEKやPPSなどスーパーエンプラを用いた高精度成形を強みとしております。特に、以下のような製品群で他社との差別化を図っています。
・EV用モーターカバー(PPS使用)…軽量で高剛性、放熱性と絶縁性を両立
・高耐久ギア部品(PAI、PEEK)…優れた耐摩耗性と寸法安定性
・バッテリー周辺部品(LCP使用)…極薄肉かつ精密な寸法制御が可能
これらの製品は、CAE解析による変形予測と最適設計に基づいており、図面段階から金属代替設計に対応しています。
【まとめ】
プラスチックは単なる「安価な素材」から、「金属の代替材料」へと進化を遂げています。特にスーパーエンプラは、その高い機能性により自動車、航空、医療などの先端分野で不可欠な存在となりつつあります。
弊社は、その成形技術と材料知見を活かし、開発初期段階からお客様の「軽量化・高性能化」に向けた提案を行います。金属代替や新素材導入をご検討の方は、ぜひご相談ください。
【企業情報】
日進工業株式会社
〒447-0844 愛知県碧南市港本町4番地39
TEL:0566-42-1111
FAX:0566-42-1117
HP:https://www.enissin.com/
| 会社名 |
日進工業 株式会社 (にっしんこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 92058 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 碧南市 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 9,900 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 300人 | 担当者 | 内山 誠 |
| 産業分類 | 輸送機器 | ||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
