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電子部品の製造装置では、異なる熱伝導特性や材質特性を持つ金属を組み合わせた部品が求められるケースがあります。今回は、SUS304と無酸素銅(C1020)という異材質を組み合わせた、Φ381×16tサイズの溶接構造部品についてご紹介します。高精度な溶接技術と複雑構造への対応力が求められる製品です。
◇SUS304×C1020 異材質溶接構造部品とは?
本製品は、ステンレスと無酸素銅を使用し、異なる熱伝導率・膨張係数を考慮した設計と加工が施された構造部品です。特に内部に冷却水を通すジャケット構造を持ち、ハードディスクの薄膜形成装置に組み込まれる部品として使用されています。熱の管理や機械的強度、気密性のすべてが求められる用途です。
◇製品詳細
・材質:SUS304(ステンレス鋼)、C1020(無酸素銅)
・サイズ:Φ381 × 16t
・加工内容:異材質溶接、精密ジャケット構造、水路構造加工
・用途:ハードディスク製造装置の薄膜形成工程用部品
◇特長
・SUSと銅を安定して接合する異材質溶接技術
・内面まで気密性と構造強度を確保したジャケット構造
・熱伝導と機械的耐久性を両立した機能設計
・薄膜形成工程に対応する高い加工精度と清浄性
◇使用例
・ハードディスク薄膜形成装置の部品
・真空装置内の冷却ジャケット部品
・放熱機構を備えた電子部品製造装置構成部品
・熱伝導性と構造強度を要する多機能部品
◇加工方法
異材質の接合には、熱による変形や接合不良を防ぐため、材質特性に応じた溶接方法と条件設定が不可欠です。当社では、長年の実績に基づき、溶接部の変形抑制や均一な溶け込みを実現する加工条件を確立しています。内部の水路構造についても、形状精度と気密性を両立した仕上がりを実現しています。
◇取組み
異材質の組み合わせによる課題を克服するために、設計段階からの技術提案を行い、加工方法や構造の最適化をご提案しています。特殊用途の要求にも対応できる体制を整えており、複雑構造や気密性、熱性能など多面的な性能要求にも柔軟に対応いたします。
◇まとめ
熱伝導性と構造強度、さらに高い加工精度が求められる異材質部品では、材質選定から接合技術まで一貫したノウハウが重要です。SUS304とC1020の結合においても、確かな技術と経験で安定した品質をご提供いたします。複雑構造部品や異材質溶接に関するご相談もお待ちしております。
株式会社 アイジェクト
〒350-1202
埼玉県日高市駒寺野新田251-14
TEL:042-989-8941(代表)
FAX:042-989-8952
URL:https://www.i-ject.com/
会社名 |
株式会社 アイジェクト (あいじぇくと) |
エミダス会員番号 | 87505 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 埼玉県 日高市 |
電話番号 | 042-989-8941 | FAX番号 | 042-989-8952 |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 16人 | 担当者 | 戸口儀隆 |
産業分類 | 治工具 / 通信機器 / 電子部品 | ||
主要取引先 |
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