自動車(試作)
自動車(量産)
自動車電装品
【概要】
ステンレス製ヒンジの製作では、成形バリや加工バリの除去が必要不可欠ですが、表面品質を維持しながら処理することが大きな課題でした。特に、外観や機能性に影響を与えるキズは厳禁であり、通常のバレル研磨では部品同士の接触によるダメージが懸念されました。そこで、100ℓ回転バレル機を使用し、投入量を抑えて処理することで、キズを最小限に抑えながら均一な仕上げを実現しました。
【キズを防ぐための研磨プロセスとは?】
バレル研磨では、部品同士が接触することで打痕や細かいキズが発生する可能性があります。特に、表面仕上げが重要なステンレス製品では、慎重な処理が求められます。そのため、本加工では1バッチあたり150個の少量投入を行い、回転バレル機の動きを最適化することで、不要な接触を減らしながらバリ除去を行いました。
【特長】
・100ℓ回転バレル機を使用し、安定したバリ除去を実施
・投入量を抑えることで部品同士の接触を最小限にし、キズを防止
・ステンレスSUS304(30×30×1.5㎜)の精密仕上げに対応
・150個/バッチの少量処理で高品質な仕上がりを実現
・バリを除去しながらも、表面の光沢と滑らかさを維持
【使用例】
・自動車や建築向けのステンレス製ヒンジ
・耐久性が求められる精密部品
・表面仕上げが重要な外装用部品
【加工方法】
100ℓ回転バレル機を使用し、専用の研磨メディアとコンパウンドを調整しながら研磨を実施しました。通常よりも少ない数量を投入することで、部品同士の衝突を防ぎながら、成形バリ・加工バリを効率的に除去しました。最適な回転速度と研磨時間を設定することで、均一でキズのない仕上がりを実現しました。
【取組み】
キズを抑えながらもバリをしっかり除去するため、投入量や研磨条件を何度も調整しました。特に、部品の形状や材質に合わせて研磨メディアの種類を選定し、過度な摩擦を防ぐ工夫を施しました。その結果、高精度な仕上げと外観品質の向上を両立することができました。
【まとめ】
キズを抑えながら精密なバリ除去を行うには、適切な研磨方法と投入量の調整が不可欠です。100ℓ回転バレル機を活用し、最適な条件で処理することで、高品質な仕上がりを実現しました。ステンレス製品の表面仕上げやバリ除去でお困りの際は、ぜひご相談ください。
◆企業情報
株式会社早川研磨工業
本社・工場
〒131-0043 東京都墨田区立花4-14-3
※連絡は第二工場へお願いします。
第二工場
〒131-0043 東京都墨田区立花5-37-2
Tel.03-3617-1128/Fax.03-3612-8327
ホームページ:https://hayakawa-inc.co.jp/
会社名 |
株式会社 早川研磨工業 (はやかわけんまこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 83307 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 墨田区 |
電話番号 | 03-3617-1128 | FAX番号 | 03-3612-8327 |
資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | 20,000 万円 |
社員数 | 20人 | 担当者 | 早川昌彦 |
産業分類 | 輸送機器 / 輸送機器電装品 / 医療機器 | ||
主要取引先 |
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