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振動バレル×遠心バレルの組み合わせで高精度仕上げ!クラッチ部品のスケール除去と光沢向上
【概要】
自動車のクラッチ部品を製作する際、熱処理スケールの除去と面相度向上が大きな課題でした。特に、焼結部品特有の表面の凹凸を整えながら、光沢を出すためには、最適な研磨方法を選定する必要がありました。さらに、1バッチで12000個という大量処理が求められるため、効率と品質の両立が不可欠でした。そこで、振動バレル機と遠心バレル機を組み合わせることで、高精度なスケール除去と均一な光沢仕上げを実現しました。
【振動バレル機と遠心バレル機の組み合わせとは?】
振動バレル機と遠心バレル機は、それぞれ異なる特性を持つ研磨装置です。振動バレル機は、部品全体を均一に研磨しながら、微細な凹凸をならすのに適しています。一方、遠心バレル機は強力な遠心力を活用し、短時間でスケールや微細なバリを除去し、滑らかな表面を実現します。この2つを組み合わせることで、スケール除去、面相度向上、光沢仕上げを効率的に行うことが可能になります。
【特長】
・振動バレル機による均一なスケール除去
・遠心バレル機の強力な研磨力で光沢仕上げを実現
・焼結部品(φ23㎜、厚さ6㎜)に最適な加工プロセス
・1バッチ12000個の大量処理にも対応
・バレル研磨後、画像検査機による全数メディア詰まり検査を実施
【使用例】
・自動車のクラッチ部品
・トランスミッション関連部品
・精密加工が求められる小型金属部品
【加工方法】
まず振動バレル機を使用し、熱処理スケールを均一に除去しながら、部品の表面を滑らかに仕上げます。その後、遠心バレル機を使用し、強力な遠心力によって微細なバリやスケールを完全に除去し、最終的な光沢仕上げを施します。このプロセスにより、部品の精度を損なうことなく、高品質な仕上がりを実現しました。また、バレル研磨後は画像検査機を用いて、メディア詰まりの有無を全数検査し、安定した品質を確保しました。
【取組み】
この研磨プロセスを確立するため、振動バレルと遠心バレルの処理時間や研磨メディアの選定を慎重に行いました。特に、スケールを除去しながらも、表面の均一性を維持するために、何度も試験を行い、最適な条件を設定しました。その結果、均一な仕上がりと光沢向上を両立させることができました。
【まとめ】
振動バレル機と遠心バレル機を組み合わせることで、スケール除去から光沢仕上げまで一貫して高精度な研磨を実現できます。大量処理が求められる部品においても、安定した品質を確保できるため、高精度な表面処理を求める企業に最適な選択肢となるでしょう。クラッチ部品の仕上げでお困りの際は、ぜひご相談ください。
◆企業情報
株式会社早川研磨工業
本社・工場
〒131-0043 東京都墨田区立花4-14-3
※連絡は第二工場へお願いします。
第二工場
〒131-0043 東京都墨田区立花5-37-2
Tel.03-3617-1128/Fax.03-3612-8327
ホームページ:https://hayakawa-inc.co.jp/
会社名 |
株式会社 早川研磨工業 (はやかわけんまこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 83307 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 墨田区 |
電話番号 | 03-3617-1128 | FAX番号 | 03-3612-8327 |
資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | 20,000 万円 |
社員数 | 20人 | 担当者 | 早川昌彦 |
産業分類 | 輸送機器 / 輸送機器電装品 / 医療機器 | ||
主要取引先 |
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