◇概要
自動車の内装装置部品の一部である「ボス」は、品質や耐久性が求められる圧造品の一つ。特にこの部品は複雑な形状と繊細な内径部分が特徴で、その仕上げには高度な技術が欠かせません。そんな厳しい要求に応えるため、450ℓ振動バレルを使って成形バリや内径部のヒゲバリを徹底的に除去し、量産を可能にしています。品質を追求する中で生まれた、この加工プロセスは、プロジェクトチームの知恵と技術が詰まった一品です。

◇ボスとは？
自動車の内装装置に使われる「ボス」は、装置の支点となる重要な部品です。直径φ25㎜、厚みt=25㎜の鉄系素材から圧造され、耐久性と精度が必要とされます。ボスは自動車の快適性や安全性に直結するため、安定した品質が重視されます。

◇特徴
- 高精度な圧造技術を駆使した製造
- 成形バリや内径部のヒゲバリの徹底除去
- 450ℓ振動バレル使用による大量処理（6000個/バッチ）

◇使用例
- 自動車のシートやダッシュボードの内装装置部品
- 精密な支点や接合部分に使用される構造部品

◇加工方法
圧造された部品には成形バリやヒゲバリが生じやすいため、450ℓ振動バレルを使用して効率的に除去します。この工程では、振動と研磨材の力でバリを取り除き、滑らかな仕上がりにすることが可能です。高精度を求められる内径部も、この工程で細部まで均一に仕上げます。

◇取組み
品質管理の面では特に力を入れ、各バッチごとに6000個の製品を厳格にチェックしています。試行錯誤を繰り返し、最も効果的な振動バレルの設定を見つけ出しました。どんなに小さな不具合も見逃さない姿勢で、安心して使用できる品質を提供しています。

◇まとめ
自動車の内装装置部品において、支点となるボスの精度や耐久性はとても大切です。450ℓ振動バレルを活用し、成形バリや内径部のヒゲバリを確実に除去する技術で、安心・安全な部品をお届けします。日々進化する技術で、求められる品質に応え続けます。

◆企業情報
株式会社早川研磨工業

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第二工場
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