■複合丸面,SR球面とクラウニング加工を融合した特殊ローラー
【添付写真品】端面15°テーパー&先端R,先端SR部を鏡面仕上げ。さらにクラウニング加工により外径と面取り交差部にダラシを追加。
（端面形状はテーパー,テーパーピン，T面も可能）

サイズ：D2mm L7.6mm
材質：SUJ2
形状：先端部3R丸面+面取り部テーパー15°+クラウニング＋鏡面仕上げ
表面処理：HRC62以上（サブゼロ処理）

通常の2X7.6ニードルローラー(端面F面)では、①端面形状が原因でエッジロードが発生。②ローラー先端部がフラット面のため相手側のブロックと面接触となり転動抵抗が大きくなる機構上の問題に対し、当社は複合丸面加工を用いて課題を解決する。

◆端面形状が原因でエッジロードを発生
　クラウニング研磨により外径部と端面部の交差部に滑らかなダラシ(傾斜)を付けることで解決。
◆ローラー先端部がフラット面のため相手側ブロックと面接触となり抵抗が大きい
　面取り部にテーパー15°の角度、そして先端部には３Rの丸面を設けることで
　面接触から点接触となり、抵抗が低減されたことで解決。
◆自由度が高いローラゲージ選定
ローラ外径相互差を2μmごとに選定可能。軌道箇所に高精度なころを組み込むことで剛性が高く高精度を実現し、ころがスキューを起こすことなく正確に案内されることで極めて安定した円滑な回転運動、直線運動が得られる。

当社は、刃物を用いた切削加工はじめ、多数の研磨加工技術(センターレス研磨,段付研磨,端面研磨(両頭研磨,ロータリー研磨),平面研磨,球面研磨,クラウニング研磨を保有しており、課題に対し工法の複合によりサブミクロンの精度で解決していくソリューション力が強み。