■扁平減速機,サイクロ減速機,薄型減速機　総コロ式構造用小径ニードルローラー歯車と歯車と総コロ式構造減速機には、小径ニードルローラーを使用
サイズ：D1mmXL3mm
材質：SUJ2

当社は、減速機に限らず回転形の機構における高精度転動体をお客様の希望通りのオーダーメイド対応。材質、サイズ、形状(端面形状）、数量、硬度とあらゆる規格にフィックス可能。

■サイクロ減速機とは
なめらかな曲線である、トロコイド曲線をもつ歯車によって、すべりが少なく減速を行うことができる減速機。そのため、矩形状の歯を持つ歯車よりも、摩耗や振動が少なく、長寿命で駆動できることが特徴。モータやピストンなど、回転することで機器を駆動させる製品の内部で多く使用されている。大きい径の歯車の内部に小さい径の歯車がある様な構造となっており、高い減速比を出せる製品が多くある。

■サイクロ減速機の使用用途
サイクロ減速機は、産業用ロボットや産業機器などの生産ラインから、ポンプ、自動車の駆動部分や船のスクリュー部分、航空機のプロペラ部分、風力発電のプロペラ部などに使用。エンジンのピストンや電気駆動のモータなどから得られた回転とトルクを、その他の機器で使用するレベルのトルクや回転数に変換するために使用。

■サイクロ減速機の原理とは
サイクロ減速機は、2つの取り付け軸と２つの減速用の歯車、軸を支えるベアリング、歯車部を支える偏心のベアリングで構成されおり、歯車はトロコイド曲線という、円が曲線をすべらないように移動するとき、その円の外点の軌跡の曲線状に歯がある歯車になる。歯車は、1つの歯車の中にもう1つの歯車がある機構となっている。
動作時は、回転速度が速い方の軸から、回転が伝わり、高速回転側の歯車に伝わり、高速回転側の歯車は内部の歯車であることが多く、偏心用のベアリングと共に、外部の低速回転用の歯車の内周を回転する。その回転によって、外部の歯車が回転し、減速され、出力用の軸から、入力のトルクよりも高く、低速回転で伝えられる。
歯車には、穴が開いており、外ピンなどを使用し、偏心用のベアリングへの負荷を減らす様な機構を採用している。