■JIS B1506 円筒ころ(クロスローラー)　新JIS、JIS規格ローラー
SUJ2 2X2 2X1.95 2X1.9
針状ころSUJ2 2X3 2X4 2X5 　
棒状ころ6.5X20 6.5X25 6.5X30 7X22.4 7X28
軸受用転動体→円筒ころ　針状ころ　棒状ころ　クラウニングローラー

ころ軸受は、コロと軌道が線接触をしているのでラジアル負荷能力が大きく、重荷重・衝撃荷重に適している。構造上、高精度加工を施しやすいので、高速回転に適し、クションモータ、発電機、内燃機関、ガスタービン、工作機械主軸、減速装置、各種産業機械、荷役運搬機械など多種に使用される。

材質はSUJ2(高炭素クロム軸受鋼）をメインとし、ステンレス円筒ころ，ステンレス針状ころ、ステンレス棒状ころを生産。高硬度材特殊ローラーや耐熱鋼ローラーのオリジナルローラーも可能。

【SUJ2(高炭素クロム軸受鋼)】
SUJ2は、特殊用途鋼材のうち軸受け（ベアリング）等によく使われる鋼材。主用途が示す通り、高い耐摩耗性が必要とされる局面で使われ、ボールベアリング、ローラベアリングでの使用例が多い。こうしたベアリング以外の用途も可能で、耐摩耗性に優れていることから実際には様々な部材に使われている。

【円筒ころ，クロスローラーの使徒】
直線運動のガイドは、主に精密機械や産業ロボットの駆動部に使用される。名前の通り直線運動を案内する用途で使用され、特に高い剛性が必要とされる分野に使用される。
転がり軸受（円筒ころ，クロスローラー）は、主に産業ロボットや建設機械に使用され、他の軸受形式と比較し、必要なスペースに対して高い剛性が得られるので、こちらも特に高い剛性が必要とされる分野に使用される。
直線運動のガイドと転がり軸受では、使用方法が全く違く、どちらを使用するかは、支持する運動が、直線であるか回転であるかで決まる。

【SUJ2成分】
C 0.95～1.10
Si 0.15〜0.35
Mn 0.5以下
P　 0.025以下
S 0.025以下
Cr 1.30～1.60

【SUJ2硬度】
材料記号 硬度
HRW HRB
201以下 94以下