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今回はPVD処理についてご紹介いたします。
★PVD処理とは・・・
金属表面にセラミックスの薄膜を形成する技術です。
この処理により、以下のような効果が得られます。
・耐摩耗性
・耐かじり性
・耐溶着性
・耐熱性
・耐食性
PVDにはさまざまな種類がありますが、今回は代表的な5種類をご紹介いたします。
1. DLC
DLCは、高硬度で優れた耐摩耗性を持ち、さらに低摩擦であることから
自動車部品や金型治具などの用途に広く使用されています。
2. TiN
TiNは、黄金色の薄膜が特徴で、コストパフォーマンスに優れています。
切削工具や各種金型のような幅広い用途に適しています。
3. TiC
TiCは、チタンと炭素が反応して形成される皮膜で、通称「タイシー」とも呼ばれます。
密着性が高く剥がれにくいため、寿命が長いことが特徴です。
ただし、高温で処理するため寸法変化が激しいので公差が厳しい製品には不向きです。
低温TiC処理(約500℃)もあり、熱変形が少ないため
形状精度が求められる製品に適しています。
4. TiAlN(チタニウムアルミニウムナイトライド)
TiAlNは、高硬度(HV3000程度)で、耐摩耗性・耐食性に優れ
800℃を超える耐熱性を有します。
特に、難加工材や高負荷環境下で使用される切削工具に適しています。
5. ZERO-I
ZERO-Iは応力緩和技術により、高密着性と厚膜化(4~6μm)を両立させたPVD処理です。
Hv3500の高硬度に加えて1000℃の耐熱温度を実現しており、
TiAlNを超える性能を持ちます。抜き金型・絞り金型に最適です。
製品や用途に応じて、適切な材質、熱処理、表面処理をご提案いたしますので
どうぞお気軽にお問い合わせください。
会社名 |
大野精工 株式会社 (おおのせいこうかぶしきがいしゃ) |
エミダス会員番号 | 80724 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 西尾市 |
電話番号 | 0563-75-3922 | FAX番号 | 0563-75-3933 |
資本金 | 1,500 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 230人 | 担当者 | 華井 雅斗 |
産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 産業用機械 |
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