---
半導体製造装置の部品設計において、極めて重要なのが「アウトガス対策」です。真空・高温・薬品という過酷な環境下で稼働する半導体装置では、材料や部品からの揮発性成分(アウトガス)がプロセス不良の原因となり、製品歩留まりの低下を招きます。
こうした背景から、樹脂や金属部品の表面に「バリアーコーティング」を施し、ガス透過・吸着・放出を抑制する技術が注目されています。バリアー性を持つ塗膜は、分子レベルでの拡散を遮断し、真空工程でも部品由来のガス放出を最小限に抑えます。
◇アウトガスの発生源と影響
・樹脂やゴム部品に含まれる可塑剤・残留モノマーの揮発
・金属部品表面の微細な油分や加工残渣の放出
・吸湿素材が真空下で放出する水分や溶剤類
・高温加熱による分解ガスの発生(300〜500℃で顕著)
これらのガスがフォトレジストやエッチング工程に混入することで、欠陥・汚染・パターン崩れを引き起こし、歩留まりを著しく下げてしまいます。
◇バリアーコーティングの基本性能
・分子レベルでの透過・放出を抑える高密度構造
・極薄膜(5〜20μm)でも高い遮断性を発揮
・耐熱性・耐薬品性に優れ、プラズマや溶剤環境にも対応
・非粘着性や絶縁性といった二次機能との複合化も可能
サント・サーフェイスでは、こうした高機能膜を微細加工部品に適用できるコーティング技術を開発・提供しています。
◇製品詳細(対応グレード例)
・BN-1000:窒化ホウ素系の多層構造膜。900℃対応で、絶縁性・バリアー性・潤滑性を複合。セラミック代替としても実績あり。
・FA-300:PTFE系。低表面エネルギーにより吸着を抑え、非粘着性とガス放出抑制を同時に実現。洗浄性も良好。
・SS-50F:セラミックベースの高密度皮膜。耐溶剤・耐熱・低透過性を兼ね備え、真空チャンバー部品に適用。
・U-400:ポリイミド系。熱膨張が少なく、微細形状部にも密着。電気絶縁+バリアー用途に多くの実績あり。
◇特長
・アウトガス抑制に特化した分子構造設計
・真空〜高温〜薬液という複合環境にも対応
・RoHS・REACH準拠、クリーンルーム対応可能
・膜厚±3μm以内で微細部品にも適用しやすい
・蒸着・PVD処理とのハイブリッド設計も対応可
◇使用例
・半導体製造装置内の搬送部品(ピックアップアーム・ホルダー)
・真空チャンバー内の固定部品、ネジ、ワッシャーなど金属小物
・薬液供給ラインの内面コート(フッ素系との併用)
・反応炉周辺の絶縁+バリアー部材
・静電チャック部の保護膜(放電・ガス放出対策)
これらの部位では、極めて微細なアウトガスでも工程品質に影響するため、膜選定が非常に重要です。
◇加工方法
1. 表面処理:精密脱脂、イオン洗浄、ブラスト等による清浄度確保
2. プライマー処理:素材密着性を考慮して選定
3. スプレー塗布またはディップ:膜厚・形状に応じて選択
4. 焼成:200〜400℃で加熱硬化。素材の熱変形を抑制しながら仕上げ
5. 検査:膜厚、密着性、アウトガス評価(TGA、FTIR)等に対応
各種形状に対応できるため、複雑部品・小ロットにも適用可能です。
◇サント・サーフェイスの取組み
同社では、半導体製造に求められるアウトガス基準(JIS C 60068、SEMI規格など)に準拠しながら、素材特性と部品構造を考慮したコーティング仕様を個別提案しています。
TGA・加熱減量試験・ガス分析などの事前評価にも対応し、開発段階からの塗膜最適化をサポートする体制を整えています。
◇まとめ
アウトガス対策は、製品の微細化が進むほど見過ごせない設計要件です。サント・サーフェイスのバリアーコーティング技術は、装置の安定稼働と歩留まり向上に貢献する重要な選択肢となります。
真空装置部品や微細領域への表面処理にお困りの方は、ぜひご相談ください。
◆企業情報
サント・サーフェイス株式会社
〒411-0823
静岡県三島市御園26番地
TEL:055-977-1305
FAX:055-977-6650
ホームページ:https://www.santo-sys.co.jp/
| 会社名 |
サント・サーフェイス 株式会社 (さんと・さーふぇいす) |
エミダス会員番号 | 80668 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 静岡県 三島市 |
| 電話番号 | 055-977-1305 | FAX番号 | 055-977-6650 |
| 資本金 | 1,200 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 10人 | 担当者 | 山下明奈 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 電子部品 / 輸送機器 | ||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて

サント・サーフェイス 株式会社
