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軽量化、コストダウン、加工のしやすさなどの理由から、多くの製造現場で金属の代替として樹脂素材が採用されています。しかし、樹脂は高温環境に対して弱く、熱変形や強度低下が課題となる場面も少なくありません。
特に乾燥ライン、加熱炉、ヒーター周辺などの工程では、樹脂部品が120〜200℃以上の温度にさらされることで、変形、劣化、反り、割れといったトラブルが発生します。こうした課題に対して有効な技術が「耐熱コーティング」です。
◇樹脂が直面する熱劣化の問題
樹脂素材にはそれぞれ耐熱限界があり、以下のような問題が懸念されます。
・樹脂の軟化により寸法が変化し、組付け精度が落ちる
・繰り返し加熱により劣化が進み、脆く割れやすくなる
・表面が焼けて変色し、異物混入や外観不良の原因になる
・可塑剤や添加剤が揮発して機能が損なわれる
これらを放置すると、部品交換の頻度が上がり、保全コストや不良率の増加に直結します。
◇耐熱コーティングとは?
耐熱コーティングは、樹脂表面に高温に耐える塗膜を形成することで、外部からの熱影響を緩和し、部品の機械的特性や寸法精度を維持する処理技術です。
使用される塗料は、シリコーン、無機バインダー、耐熱樹脂などをベースにし、150〜400℃の温度環境でも軟化・変形しにくい性質を持っています。加えて、膜厚をコントロールすることで寸法変化を最小限に抑えられる点も、樹脂部品に適しています。
◇製品詳細(サント・サーフェイスの対応グレード)
・HT-500:シリコーン樹脂系。耐熱温度250℃。柔軟性もあり、ABS・PCなどの樹脂にも対応。
・SS-50F:無機系バインダー使用。耐熱性、密着性に優れ、高温下でも反りや剥がれが起きにくい。
・FB-400:PFA厚膜タイプ。200℃以上の連続使用に耐え、滑り性と非粘着性も持ち合わせている。
◇特長
・高温下でも樹脂表面の熱変形・膨張を抑制
・膜のバリア効果で可塑剤の揮発や酸化劣化を防止
・焼成温度が低いため、樹脂素材にも施工可能
・滑り性や非粘着性を付加することで付着防止にも寄与
・高精度での膜厚管理が可能で、部品精度を損なわない
◇使用例
・加熱搬送ラインの樹脂ガイド、ホルダー、ストッパー
・熱風乾燥装置内の樹脂トレーやパーツフィーダー部品
・包装ラインのヒーター周辺部材、断熱カバー
・医療・食品業界で使われる高温洗浄対応の樹脂治具
・エレクトロニクス部品の加熱工程用搬送部材
これらの使用環境では、部品の寿命延長と異物混入リスクの低減が期待できます。
◇加工方法
・前処理:脱脂や微細ブラスト処理で密着性を確保
・塗布:スプレーまたは刷毛塗りで均一に膜形成
・乾燥・焼成:120〜200℃程度で硬化(樹脂対応温度内で調整)
・検査:膜厚、耐熱性、外観、密着性を確認し品質保証
塗装後の寸法確認や機能試験にも対応し、実機での試作から量産まで一貫して対応可能です。
◇導入時の注意点
・樹脂素材によってはプライマー処理が必要な場合がある
・長時間の連続加熱が想定される場合、使用温度と膜寿命の検討が必要
・色や外観変化が気になる部位では、意匠グレードの選定が可能
・部分的な再施工や補修にも対応可能だが、再塗布には適切な下地処理が必要
導入前には部品材質、使用環境、温度条件などの確認が推奨されます。
◇サント・サーフェイスの取組み
サント・サーフェイスでは、樹脂部品への耐熱コーティング施工に関して豊富な実績を有しています。
難接着素材への対応や、曲面・薄肉部品への塗膜均一化など、高度な施工管理技術により、品質と信頼性を両立。製品試作から本格導入まで、スムーズな技術提案と対応体制を整えています。
◇まとめ
樹脂素材の耐熱性を補強することで、部品寿命と装置稼働率は大きく向上します。
熱変形や表面劣化によるトラブルを未然に防ぎ、安心して使用できる部品を実現するために、耐熱コーティングの導入は有効な手段です。高温環境における部品の信頼性を高めたい現場では、ぜひご検討ください。
◆企業情報
サント・サーフェイス株式会社
〒411-0823
静岡県三島市御園26番地
TEL:055-977-1305
FAX:055-977-6650
ホームページ:https://www.santo-sys.co.jp/
| 会社名 |
サント・サーフェイス 株式会社 (さんと・さーふぇいす) |
エミダス会員番号 | 80668 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 静岡県 三島市 |
| 電話番号 | 055-977-1305 | FAX番号 | 055-977-6650 |
| 資本金 | 1,200 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 10人 | 担当者 | 山下明奈 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 電子部品 / 輸送機器 | ||
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