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異なる材質を組み合わせた溶接構造品は、搬送装置やマテハン設備をはじめとする産業分野で多く使用されています。中でも、SS400などの鉄鋼材とステンレス材を接合する異種金属の溶接は、材料特性の違いから加工難易度が高く、安定した品質を確保するためには十分な検討が必要です。本記事では、SS400とステンレスの縞板を接合した工場用エレベーター部品の加工事例を紹介します。
【製品概要】
・製品名:工場用エレベーターの部品
・素材:SS400(一般構造用圧延鋼材)、ステンレス
・板厚:3.2mm
・業界:搬送装置、マテハン(マテリアルハンドリング)
・加工方法:レーザー切断、曲げ、ガスシールド溶接、塗装、表面処理加工
・寸法:2,100×1,800×110mm
本製品は、工場内で使用されるエレベーターの床面部品として用いられています。下地となる構造部にはSS400を使用し、天板部分には滑り止め効果を持つステンレスの縞板を採用しています。作業者の安全性や耐久性を考慮した構成です。
【異種金属溶接の特徴と注意点】
SS400とステンレスは、熱伝導率や溶融温度、膨張率が異なるため、同種材同士の溶接と比べて管理項目が増えます。
・溶接時の熱影響による歪み
・異材境界部での割れやすさ
・溶接部の外観品質
これらを考慮せずに加工を行うと、仕上がり不良や使用中のトラブルにつながる可能性があります。
【縞板を使用したエレベーター部品の加工ポイント】
本事例では、板厚3.2mmのSS400材を曲げ加工し、構造体を製作しています。その後、天板としてステンレス製の縞板を溶接で接合しました。縞板は表面形状が均一ではないため、溶接条件や当て方に工夫が必要です。
・レーザー切断で部材精度を確保
・曲げ加工で全体形状を安定させる
・溶接条件を調整し、異材接合部の品質を確保
これにより、大型サイズであっても安定した仕上がりを実現しています。
【表面処理と仕上がりへの配慮】
溶接後は塗装および表面処理加工を行っています。SS400部分は防錆を目的とした塗装を施し、ステンレス縞板は素材特性を活かした仕上げとしています。異なる材質を組み合わせた製品でも、使用環境や用途に応じた表面処理を行うことで、長期使用に耐える部品となります。
【異種金属溶接が求められる分野】
異種金属の溶接は、以下のような分野で多く採用されています。
・工場用エレベーターや昇降装置
・物流搬送装置の床板やステップ部
・作業台やメンテナンス用足場
用途に応じて材料を使い分けることで、強度、耐食性、安全性のバランスを取ることが可能です。
【まとめ】
SS400とステンレス縞板を接合する異種金属の溶接は、加工条件や工程管理が重要となる分野です。レーザー切断や曲げ加工で部材精度を確保し、適切な溶接方法を選定することで、大型かつ実用性の高い製品を安定して製作できます。搬送装置やマテハン設備向けの異種金属溶接部品を検討する際には、加工実績と工程設計の両面から検討することが重要です。
【お問い合わせ先】
株式会社岩本鉄工所
石川県小松市吉竹町タ33番地
TEL:0761-22-1486
FAX:0761-21-7701
URL:https://www.tk-iwa.jp/
溶接板金加工.com:https://yousetsubankinkakou.com/
| 会社名 |
株式会社 岩本鉄工所 (いわもとてっこうしょ) |
エミダス会員番号 | 79122 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 石川県 小松市 |
| 電話番号 | 0761-22-1486 | FAX番号 | 0761-21-7701 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 48,100 万円 |
| 社員数 | 35人 | 担当者 | 岩本 純一 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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