建設機械部品
半導体製造装置では、内部機構を保護するカバー部品に対しても高い外観品質と精密な寸法精度が求められます。今回は、スチール(鉄)を使用した「半導体装置用カバー部品」の製作事例をご紹介します。外観重要部品としての意匠性と、構造部品としての強度を両立するため、曲げ・穴あけ・溶接の各工程で高精度な加工を行いました。
【製品概要】
・製品名:カバー部品(半導体装置用)
・素材:スチール(鉄)
・板厚:2.3mm
・業界:半導体製造装置
・加工方法:レーザー穴加工、曲げ、溶接
・寸法:800×650×25mm
この製品は、半導体装置の外装部品として使用される鉄製カバーです。装置の外観に露出する部位であるため、見た目の美しさや均一な仕上がりが重視されます。同時に、装置内部の精密部品を保護する役割を持ち、板金構造としての剛性も必要とされました。
【加工の特徴】
カバー部品の製作には、平面精度・外観品質・形状の再現性という3つの要素が求められます。特に溶接後の歪みや溶け込み跡が表面仕上げに影響しやすいため、以下のような加工技術を組み合わせています。
・ディスクレーザーによる高精度穴加工(高反射材にも対応)
・溶接変形を抑える溶接順序の最適化
・外観部位に適したビード処理と面仕上げ
・溶接部の目立ちを防ぐ磨き仕上げ・研磨処理
ディスクレーザー加工機による穴あけは、微細なエッジもシャープに仕上がるため、後工程でのバリ取りや仕上げ作業を最小限に抑えることができます。
【外観品質への取り組み】
本カバーは装置正面の外観パネルの一部であるため、溶接ビードの均一性と面の歪み抑制が特に重要です。弊社では以下のような工程設計を行っています。
・意匠面と溶接面を明確に分けた構造設計
・溶接時に入熱を分散させ、熱影響を最小化
・仮付け段階で平面を確保し、最終仕上げで微調整
・仕上げ面にはヘアライン方向を統一し、見た目の一体感を演出
これにより、半導体装置に求められるクリーンで均一な外観を実現しています。
【加工上の課題と対策】
板厚2.3mmの薄板スチール材は、溶接時に歪みや反りが発生しやすい素材です。特に外観部品では、わずかな歪みでも見た目に影響を与えます。
弊社では、以下の方法で対策を行いました。
・拘束治具を使用した平面保持
・溶接順序の見直しによる熱変形の均一化
・冷却を伴う断続溶接での入熱制御
・溶接後の矯正・歪み取り作業による最終調整
これにより、平面度・外観品質の両立を実現しています。
【仕上げ・品質管理】
溶接後の表面は、仕上げ研磨を行い、塗装や表面処理時にムラが生じないよう調整しています。特に外観面は照明反射などでも仕上がりが分かるため、微細な溶接跡も手作業で処理しています。
検査工程では、平面度・穴位置・外観品質の3項目を重点的にチェックし、外観不良ゼロを目指しています。
【まとめ】
今回の半導体装置用カバーでは、外観品質を最優先に、薄板スチールの曲げ・穴加工・溶接を高精度に行いました。弊社のディスクレーザー加工機と熟練した溶接技術により、意匠性と構造強度を両立した製品を実現しています。
岩本鉄工所では、建設機械・産業機械・半導体装置向けなど、多様な業界の板金製品を手掛けています。外観品質や寸法精度が求められる薄板溶接構造品の製作でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
株式会社岩本鉄工所
石川県小松市吉竹町タ33番地
TEL:0761-22-1486
FAX:0761-21-7701
URL:https://www.tk-iwa.jp/
溶接板金加工.com:https://yousetsubankinkakou.com/
| 会社名 |
株式会社 岩本鉄工所 (いわもとてっこうしょ) |
エミダス会員番号 | 79122 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 石川県 小松市 |
| 電話番号 | 0761-22-1486 | FAX番号 | 0761-21-7701 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 48,100 万円 |
| 社員数 | 35人 | 担当者 | 岩本 純一 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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