【 [ 鍛造基礎知識① ] 鍛造とは？～鋳造との違いについて～ 】


金属製品の加工方法は多岐にわたりますが、その中でも「鍛造」は自動車部品や工具など幅広い製品に利用されている重要な技術です。
鍛造についての概要やメリット、製造工程などを詳しくご説明するとともに、似た加工方法である「鋳造」との違いやそれぞれの特徴についても紹介しますので、金属製品の製造工程や鍛造加工について知りたい方はぜひ参考にしてください。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

―― 「鍛造」「鋳造」の違いについて

▼△鍛造とは？
鍛造（たんぞう）とは、金属を高温で加熱し、ハンマーやプレス機で圧力を加えて形を成形する製法です。この方法は、古代から使われており、特に刀や剣の製造で有名です。現代では、自動車や航空機の部品、工具など、強度や耐久性が求められる製品に広く利用されています。

△▼鋳造とは？
鋳造（ちゅうぞう）は、溶けた金属を型に流し込み、冷えて固まったところで形を作る製法です。これにより、複雑な形状を一度に作ることができ、大量生産にも適しています。たとえば、自動車のエンジンブロックやパイプなど、さまざまな製品が鋳造で作られています。

▼△製法の違い
鍛造: 金属を加熱してから圧力を加えて成形。
鋳造: 溶けた金属を型に流し込んで成形。

△▼特性の違い
鍛造: 金属の結晶構造が細かくなり、強度や耐久性が向上します。
鋳造: 複雑な形状を一度に作成でき、大量生産が可能です。

▼△用途の違い
鍛造: 高強度が必要な部品（例：車のエンジン部品、工具）。
鋳造: 複雑な形状や大量生産が必要な部品（例：エンジンブロック、パイプ）。


鍛造と鋳造は、どちらも金属を成形する重要な製法ですが、その特性や用途は大きく異なります。
製品の性能や用途に応じて、適切な製法と材料を選定することが、ものづくりの成功の鍵となります。
高強度や耐久性が求められる場合は「鍛造」が適しており、複雑な形状や大量生産が必要な場合は「鋳造」が適しているといえます。


▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼


―― 「鍛造」「鋳造」についてさらに詳しく知りたい方はこちら！↓

【[ 鍛造基礎知識② ]鍛造とは？～鋳造との違い、メリット・デメリットについて～】
https://www.nc-net.or.jp/company/79101/product/detail/226430/


▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼


【澤川鍛造工業で出来る事】

澤川鍛造工業では、旋削・切削加工および研削加工のプロフェッショナルとして、高精度な加工品の製造をさせていただいております。
また、材料や鍛造、表面処理など、様々な技術をもった優秀なパートナー企業とのネットワークも、弊社の強みの一つでございます。
私たちのネットワークを活かし、お客様の課題をワンストップで解決させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

澤川鍛造工業株式会社
富山県高岡市戸出春日786
℡ : 0766-63-1263
担当者:澤川