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【広島】大型製缶品切削加工|門型五面加工機で高精度実現
► 大型製缶品の切削加工って、実はめちゃくちゃ奥が深いんです
こんにちは!株式会社友鉄マシンで大型製缶品の切削加工を担当している者です。毎日、門型五面加工機と向き合いながら、お客様の大切な部品を削り出している現場の生の声をお届けします。
製缶加工で作られた大型部品を精密に仕上げる切削加工は、まさに「最後の仕上げ」の工程。溶接で組み立てられた製缶品を、求められる寸法精度と表面品質に仕上げる、言わば「職人技とハイテク技術の融合」なんです。
大型加工.comサイトURL:https://oogatakakou.com/
★ 製缶品の切削加工で一番大切なのは「歪みとの戦い」
製缶加工された部品が弊社に届いた時、正直「おお、これは手強そうじゃのう」と思うことがよくあります(笑)。なぜかって?溶接による残留応力で、どうしても歪みが発生してしまうからなんです。
特に大型の建設機械部品なんかは、長さが数メートルにもなる製缶品を削る必要があります。これを普通の加工機で削ろうとすると、段取り替えが何回も必要になって、その度に位置ずれのリスクが高まってしまう。
【製缶品切削加工の主な課題】
● 溶接歪みによる寸法のバラツキ
● 重量物の取り扱いと段取りの困難さ
● 複数面加工時の精度管理
● 残留応力による加工中の変形
● 大型サイズに対応できる設備の必要性
► 友鉄マシンの門型五面加工機が威力を発揮する理由
弊社が保有している門型五面加工機5台は、まさに製缶品の切削加工のために生まれてきたような設備なんです。特に三菱重工製のMVR-32/36A(テーブル長さ5m仕様)なんて、もう頼もしい相棒ですよ。
✔ 一回の段取りで五面加工が可能
→ 段取り替えによる位置ずれを完全に排除できる
✔ 大型テーブルでの確実な固定
→ 加工中の振動や変形を最小限に抑制
✔ ATC100本搭載
→ 工具交換時間を大幅短縮、連続加工が可能
実際の現場では、例えば6m級のロングレンジブームの切削加工でも、一回の段取りで必要な全ての面を加工できちゃうんです。これ、本当にすごいことなんですよ。
► 製缶品特有の「クセ」を読み取る技術
長年この仕事をやっていて分かったのは、製缶品にはそれぞれ「クセ」があるということ。同じ図面で作られた製品でも、溶接の順序や冷却条件によって微妙に歪み方が違うんです。
※ 弊社のベテラン作業者は、製缶品をテーブルに載せた瞬間に「この部品はここが少し浮いてるな」「こっち側に引っ張られてるな」って分かるんです。これってまさに職人の目利きですよね。
【製缶品切削加工のコツ】
● 事前の歪み測定と補正計算
● 適切な固定方法の選択
● 切削条件の細かな調整
● 加工順序の最適化
● 温度管理による変形抑制
► 重量物対応が当たり前の設備環境
製缶品の切削加工で避けて通れないのが「重量」の問題。弊社で扱う製缶品は、軽いものでも数百キロ、重いものになると10トンを超えることもあります。
弊社の15トン天井クレーンと15トン対応大型反転機があるからこそ、安全かつ効率的に重量物の段取りができるんです。特に大型反転機は自社製作なんですが、これがあるおかげで重い製缶品でも確実に裏面加工ができます。
○ 実際の作業風景:クレーンで慎重に製缶品を吊り上げ、門型五面加工機のテーブルに設置。ダイヤルゲージで水平を確認しながら、クランプで確実に固定。この段取り作業だけで1時間以上かかることもありますが、ここが肝心要の工程なんです。
► 精度要求と表面品質への対応
製缶品の切削加工で求められる精度は、用途によって大きく異なります。
【精度レベル別の対応例】
★ 高精度要求品(平行度JIS2級相当)
・精密定盤、工作機械ベッド、測定機器架台など
・面粗度Ra1.6以下の鏡面仕上げ対応
● 中精度要求品(一般公差IT8~IT10)
・建設機械フレーム、産業機械架台
・面粗度Ra6.3程度の実用仕上げ
○ 構造部品(一般公差IT12~IT14)
・溶接部周辺の仕上げ加工
・取付面の平面度確保
特に建設機械部品では、過酷な使用環境に耐える必要があるため、表面品質も重要な要素。単に寸法を合わせるだけでなく、耐久性を考慮した表面仕上げを心がけています。
► 材質別の加工ノウハウ
製缶品で使用される材質は多岐にわたりますが、それぞれに適した加工条件があります。
【SS材(構造用鋼材)】
・溶接部周辺の硬度変化に対応
・熱影響部の加工では慎重な切削条件設定
【ステンレス製品】
・加工硬化しやすく、連続切削が重要
・専用工具と切削油で品質確保
弊社では材質ごとに最適化された加工プログラムを蓄積しており、安定した品質を提供しています。
► お客様との連携で生まれる付加価値
製缶品の切削加工では、お客様との密な連携が不可欠です。図面だけでは分からない使用条件や組み立て時の要求事項を事前にお聞きすることで、最適な加工方法を提案できます。
〈よくあるご相談例〉
「組み立て時に位置決めがしやすいよう、基準面を明確にしたい」
「輸送時の取り扱いを考慮して、角部にR加工を施したい」
「後工程の塗装を考えて、表面粗さを調整してほしい」
こういったご要望に対して、弊社の技術陣が現場の知見を活かした提案をさせていただいています。単なる図面通りの加工ではなく、「使い勝手の良い製品」を目指しているんです。
► 短納期対応の秘訣
製缶品の切削加工は、建設機械の修理や設備の緊急対応など、急ぎの案件が多いのも特徴。弊社では24時間稼働体制とAPC機能を活用して、短納期要求にお応えしています。
【短納期実現のポイント】
✔ 夜間無人運転による稼働時間延長
✔ 複数機並行加工による処理能力向上
✔ 段取り時間短縮のための治具改良
✔ 緊急案件用の材料常備
✔ グループ会社との連携による物流最適化
実際に「明日の朝一番に必要」という案件でも、夜通し加工して間に合わせたことが何度もあります。お客様の困りごとを解決できた時の達成感は、この仕事の醍醐味の一つですね。
► 品質管理と検査体制
製缶品の切削加工では、加工前後の寸法変化を正確に把握することが重要。弊社では高精度測定機器を完備し、トレーサビリティの確保された品質管理を実施しています。
【検査項目例】
● 寸法精度:マイクロメータ、ダイヤルゲージによる実測
● 平面度・平行度:定盤上での測定
● 表面粗さ:表面粗さ計による数値管理
● 内部応力:加工前後の変形量測定
特に大型製缶品では、温度による寸法変化も無視できません。測定時の温度管理も含めて、信頼性の高い検査結果をお客様に提供しています。
► 技術革新への取り組み
製缶品の切削加工技術も日々進歩しています。弊社では最新のCAM-STRUCTUREシステムを導入し、鋳物型構造部の複雑形状加工にも対応。また、工具メーカーとの連携により、製缶品専用の切削工具開発にも取り組んでいます。
〔今後の展望〕
・AI技術を活用した最適加工条件の自動選択
・IoT機器による加工状態の遠隔監視
・3D測定技術による全数検査の効率化
・環境負荷低減に向けた省エネ加工技術
► まとめ ~製缶品切削加工の真価~
大型製缶品の切削加工は、確かに技術的な難しさがあります。でも、だからこそやりがいがあるんです。溶接で形作られた「骨格」に、切削加工で「精度」と「美しさ」を与える。まさに製品に命を吹き込む工程だと思っています。
友鉄マシンでは、門型五面加工機5台の圧倒的な設備力と、長年培った技術ノウハウで、お客様の製缶品を最高の状態に仕上げます。建設機械部品から産業機械フレームまで、どんな製缶品でも安心してお任せください。
設計・生産技術・調達の皆様、製缶品の切削加工でお困りのことがございましたら、ぜひ一度友鉄マシンにご相談ください。現場を知り尽くした技術者が、最適なソリューションをご提案いたします。
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【お問い合わせ・技術相談】
株式会社友鉄マシン
〒731-0231 広島市安佐北区安佐町飯室森城6861-27
TEL:082-835-2910 FAX:082-835-2930
コーポレートサイトURL:https://www.tomotetsu-mc.jp
大型加工.comサイトURL:https://oogatakakou.com/
資料ダウンロードフォームURL:https://ja.nc-net.or.jp/company/77774/dl/catalog/217610
技術相談・見積依頼フォームURL:https://ja.nc-net.or.jp/company/77774/inquiry/
| 会社名 |
株式会社 友鉄マシン (ともてつましん) |
エミダス会員番号 | 77774 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 広島県 広島市安佐北区 |
| 電話番号 | 082-835-2910 | FAX番号 | 082-835-2930 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 13人 | 担当者 | 黒川 忠臣 |
| 主要取引先 |
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