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\金属塗装の“前処理工程”とは?仕上がりを左右する4つの基本ステップ/
金属塗装は「塗る作業」だけで完成するわけではありません。美しい仕上がりと耐久性を生むためには、塗装前の前処理工程が欠かせません。前処理は、金属の状態を整え、サビや剥がれを防ぐ“品質づくりの土台”です。ここでは、プロが実際に行う4つの代表的な前処理工程を解説します。
■①脱脂処理(Degreasing)
金属部品には加工油・手油・埃などが付着しています。これらが残ったまま塗装すると密着不良を起こし、早期剥がれの原因になります。
アルカリ洗浄・溶剤洗浄・弱アルカリ性洗浄など、素材に適した方法でしっかり油分を除去することが、塗料がしっかり食いつく下地をつくります。
■②研磨処理(Sanding)
表面の細かな凹凸・キズ・スケールを取り除き、均一な塗装面をつくる工程です。
サンダー・手研磨・スコッチなどを素材に応じて使い分け、滑らかな下地をつくることで、仕上がりの美しさが大きく向上します。
また、研磨によって“足付け”(微細な傷を作り密着性を高めること)も実現できます。
■③ブラスト処理(Blast Cleaning)
サビ・スケール・旧塗膜を一気に除去する強力な処理工程です。
ショットブラストやサンドブラストを使い、金属表面を均一に荒らすことで、塗料の密着力が大幅に向上します。
特に、錆びた鉄・凹凸の多い部材・溶接焼けがある部品には、ブラストが最も効果的です。
■④化成被膜処理(Chemical Conversion Coating)
永和工芸が得意とする重要工程です。
リン酸亜鉛などの薬品により、金属表面に**微細な結晶皮膜(化成皮膜)**を形成します。
この皮膜は、
塗料との密着性を向上
サビの発生を抑制
傷が入っても腐食進行を防止
といった効果をもち、塗装の耐久性を圧倒的に高めます。
■まとめ
前処理は、塗装品質の“裏側を支える最重要工程”です。
脱脂・研磨・ブラスト・化成被膜処理のどれもが、サビを防ぎ、剥がれを抑え、美しい仕上がりを実現するために欠かせません。
永和工芸では素材・用途・求める品質に合わせて、最適な処理工程を組み合わせ、高品質な塗装をご提供します。
■企業情報
永和工芸株式会社
〒547-0003 大阪府大阪市平野区喜連5丁目5−60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
Web:https://kinzokutoso.com/
GoogleMAP:https://maps.app.goo.gl/2Q4aDKJSRYQTVUy66
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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