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ダイカストってなに?|身の回りの金属部品ができるまでをQ&Aで学ぼう!
工場見学で見かける“金属の小さな部品”。
実はそれらの多くは「ダイカスト」という方法で作られています。
ダイカストは、自動車や家電、ゲーム機の中など、私たちの身の回りで大活躍しているんです。
ここでは、中学生のみなさんにもわかりやすく「ダイカスト」と「塗装」の世界を紹介します!
Q1. ダイカストってどんなもの?
A.
ダイカストは、金属を溶かして**金型(かながた)**という型に流し込み、
ぎゅっと押し固めて部品を作る方法です。
“金属でできたクッキー型”のようなもので、同じ形の部品をたくさん作ることができます。
💡 身近な例
ゲーム機のコントローラーの中の金属フレーム
自転車のペダルやブレーキ部品
車のドアの中にあるヒンジやブラケット
Q2. どうしてダイカストに塗装をするの?
A.
金属はそのままだとサビたりキズがついたりします。
そこで表面を塗料でコーティングして、見た目をキレイに、長持ちさせるのが塗装の目的です。
また、ツヤや色を変えることでデザイン性もアップします。
Q3. 塗る前に「前処理」が必要って聞いたけど、なぜ?
A.
金属の表面には、**油やホコリ、型から外すときに使う薬(離型剤)**がついています。
これを落とさずに塗ると、ペリッとはがれるなどのトラブルが起こります。
💡 だから、塗る前にする3つの大切な作業
脱脂(だっし):油を落とす
ブラスト処理:表面に小さなザラザラをつけて塗料がつきやすくする
化成処理:サビを防ぐための“見えない保護膜”をつくる
これをまとめて「前処理(ぜんしょり)」と呼びます。
Q4. 前処理をサボるとどうなるの?
A.
もし手を抜くと、こんなトラブルが起こります👇
剥離(はくり):塗料がペリッとはがれる
ブリスター(膨れ):表面がボコボコふくらむ
ピンホール:小さな穴があいて見た目が悪くなる
つまり、**きれいに塗るには、塗る前の準備が命!**ということです。
Q5. ダイカストにはいろんな種類があるの?
A.
はい、主に3種類あります。金属の種類によって性質がちがいます。
金属 特徴 よく使われる場所
亜鉛(あえん) 重くて丈夫。小さな部品に向く ドアノブ・金具など
アルミニウム 軽くて強い。サビにくい 自転車・車の部品
マグネシウム とても軽いがサビやすい ノートパソコンや軽量パーツ
それぞれに塗装のコツがあって、
アルミは酸化膜を取る、マグネシウムはサビ対策を強化するなど、違った工夫が必要なんです。
Q6. 工場でどんなことに気をつけているの?
A.
塗装工場では、目には見えないところまで気を使っています。
空気の中のホコリやチリがつかないように管理
温度や湿度を一定にして乾燥を安定化
塗装後の表面を光を当てて丁寧にチェック
職人さんは、手の感覚や光の反射で仕上がりを見極めています。
まるで“金属の美容師”みたいですね。
Q7. ダイカスト塗装って、どんな仕事があるの?
A.
塗装職人:実際にスプレーで塗る
検査スタッフ:表面をチェックする
営業:お客様の要望を聞いて、最適な塗装方法を提案する
技術スタッフ:塗料や温度の条件を調整する
それぞれがチームで動いて、1つの製品を完成させています。
まとめ
ダイカストは、金属を型でつくる技術。
塗装は、その金属を守り、美しくする技術。
どちらも「見えない部分の努力」が大切なんです。
もし職業体験で工場に行く機会があったら、
「この部品、ダイカストですか?」と聞いてみてください。
きっと職人さんが、うれしそうに話してくれますよ。
■ 企業情報
永和工芸株式会社
〒547-0003 大阪府大阪市平野区喜連5丁目5−60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
Web:https://kinzokutoso.com/
Google Map:https://maps.app.goo.gl/2Q4aDKJSRYQTVUy66
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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