自動車(量産)
建築部品
家具・インテリア
色ムラってなに?|金属塗装の“色がそろわない”トラブルをQ&Aで学ぼう!
金属塗装では、見た目のきれいさがとても大事です。
でも、仕上がったときに同じ色なのに部分的に明るかったり暗かったりすることがあります。
これが「色ムラ」と呼ばれるトラブルです。
職業体験に来た中学生のみなさんにもわかりやすく、Q&Aで紹介します。
Q1. 色ムラってどんな現象なんですか?
A.
色ムラとは、塗装した面の色が均一にならないことです。
たとえば、同じ青色を塗ったのに「ここは少し薄い」「こっちは濃い」といった違いが出てしまう状態です。
光の当たり方だけでなく、塗り方や乾き方の差でも色が変わって見えることがあります。
Q2. どうして色ムラができるの?
A.
いくつかの原因があります👇
塗料をしっかり混ぜていない(顔料が沈んでしまう)
スプレーガンの動かし方が不均一(塗布量のバラつき)
塗る距離がバラバラ(近いと濃く、遠いと薄くなる)
乾燥温度や風のあたり方が違う
前の塗りと次の塗りの重なりが不自然
つまり、ほんの少しの塗り方の違いが色のムラとして現れるんです。
Q3. 色ムラがあるとどうなるの?
A.
見た目が悪くなり、製品の印象が大きく下がります。
車の部品や建物のパーツだと、となりの部品と色が合わないこともあります。
また、ムラの部分は塗膜が薄いことが多く、錆びやすい場所になってしまうこともあります。
Q4. どうやって防ぐの?
A.
色ムラを防ぐには、塗る前の準備と塗る時の動きが大切です。
塗料をよく混ぜる
顔料(色のもと)が均一に分散しているか確認します。
スプレーガンを一定の速さ・距離で動かす
近すぎず、遠すぎず。だいたい20cmほどが目安です。
塗り重ねの順番を決めておく
塗り終わりが重なりにくいように、一定方向で作業します。
乾燥条件を安定させる
風や温度が均一になるように乾燥炉を管理します。
Q5. 現場ではどうやってチェックしているの?
A.
工場では、乾燥が終わったあとに明るい光を当てて表面を確認します。
さらに、**光沢度計(こうたくどけい)**という機械で艶の差を測ることもあります。
中学生のみなさんも、見学のときに「ライトで角度を変えて見ている人」がいたら、それはムラをチェックしている場面ですよ!
まとめ
色ムラは、塗る人の「手の動き」や「環境のちがい」で起こるトラブルです。
でも、塗料をよく混ぜて、同じ動きで、同じ温度で乾かせば防げます。
きれいな仕上がりは、丁寧な手作業と細かい気づきから生まれるのです。
■ 企業情報
永和工芸株式会社
〒547-0003 大阪府大阪市平野区喜連5丁目5−60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
Web:https://kinzokutoso.com/
Google Map:https://maps.app.goo.gl/2Q4aDKJSRYQTVUy66
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
|
||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
