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\ファラデーケージ効果による色ムラを防止法!亜鉛ダイキャスト塗装のポイント/
亜鉛ダイキャストの粉体塗装では「隅に色が入らない」「角部が薄い」といった色ムラのクレームがよく発生します。その背景には「ファラデーケージ効果」という現象があります。これは、電気が鋭角部や凹部に入り込みにくく、塗料が均一に付着しない状態を指します。結果として仕上がりにムラが出たり、隅部で膜厚不足を起こす原因となります。
色ムラ(ファラデーケージ効果)の原因
電圧が高すぎることで塗料が凹部へ届かない
ガンと被塗物の距離や角度が不適正
アース不良により静電気が逃げる
粉体塗料の粒度や流動性の影響
防止法と実践ポイント
電圧調整
高電圧を避け、低電圧で凹部に再度アプローチすることで塗着性を改善します。
塗装角度・距離の最適化
塗装ガンを凹部へ斜めから近づけるなど、位置関係を工夫します。
補助電極の使用
アースが効きにくい部位には補助電極を設置することで塗料の入りを安定化できます。
塗料の工夫
流動性や帯電性に優れた粉体塗料を選定することで、隅部の色ムラを軽減できます。
補修塗りや液体併用
どうしても色が入らない箇所は液体塗装で補うケースも有効です。
まとめ
亜鉛ダイキャスト塗装における色ムラや隅の塗り残しは、ファラデーケージ効果という物理現象が大きな要因です。電圧・ガン操作・補助電極・塗料選定を組み合わせることで、品質の安定化につながります。工程ごとの調整を意識することで、クレーム防止と仕上がり向上を実現できます。
■ 企業情報
永和工芸株式会社
〒547-0003 大阪府大阪市平野区喜連5丁目5−60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
Web:https://kinzokutoso.com/
GoogleMAP:https://maps.app.goo.gl/2Q4aDKJSRYQTVUy66
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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