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【はじめに】
目立ちやすい「色ムラ」、放置すればクレームに
金属製品の塗装では、特にボンデ鋼材のような表面処理鋼板において**色ムラ(濃淡ムラ)**が発生することがあります。
見た目の印象が悪くなるだけでなく、「同じ色なのに仕上がりが違う」とクレームや返品に発展する可能性も。
本記事では、ボンデ鋼材に色ムラが出やすい理由とその対策方法について、現場目線で解説します。
【現象の理解】
色ムラとは?なぜ問題になるのか
色ムラとは、塗膜において色が均一でない状態で、部分的に明るさや濃さが異なって見える不良です。
塗装の仕上がり評価や検査で指摘を受ける原因になりやすく、特に照明条件下で目立ちます。
【ボンデ鋼材特有の要因】
ボンデ鋼材の性質が色ムラに影響する理由
表面処理のばらつき
ボンデ鋼材のリン酸亜鉛皮膜の微妙な違いが、塗料の吸い込みや反射率に影響する場合があります。
塗膜の透明性の高さ
特にメタリック塗料や淡色系塗料では、下地の状態が透けて見えやすく、色ムラが表面化しやすい傾向があります。
一発仕上げの塗装プロセス
下塗りなしで本塗装する場合、下地の色差や表面吸収性が露呈しやすくなります。
【現場で実際にあった事例】
ケース:ボンデ鋼材製の什器部材で濃淡ムラが発生
特注什器のパネル部品において、納品後に「現場照明で一部だけ色が違って見える」との指摘が発生。
原因は、下地素材のロット差と、作業者ごとの塗布スピードの違いによる塗膜厚のバラつきでした。
その後、下塗り工程を追加し、塗装パターンを標準化したことで安定した仕上がりを実現しました。
【永和工芸の対応】
ボンデ鋼材における色ムラ対策の取り組み
下地均一化のための下塗り工程導入
ボンデ鋼材特有の表面差を吸収するため、プライマー塗布で色ムラの元をブロックします。
塗装工程の標準化と作業記録管理
スプレーガンの距離、速度、角度をマニュアル化し、作業記録と定期トレーニングを徹底しています。
光源による色確認の多角化
自然光、LED、蛍光灯など複数の照明で仕上がりを確認し、実使用環境での色ムラを事前にチェックします。
【まとめ】
色ムラ対策のカギは「下地管理」と「塗装の再現性」
ボンデ鋼材は扱いやすい素材である一方で、塗料の発色や色ムラが出やすいという特性もあります。
塗装不良を防ぐには、下地のコントロールと作業精度の標準化が欠かせません。
永和工芸では、こうした塗装の見た目品質を安定させるために、素材特性に合わせた管理体制とノウハウを蓄積しています。
■ 企業情報
永和工芸株式会社
〒547-0003 大阪府大阪市平野区喜連5丁目5−60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
Web:https://kinzokutoso.com/
Google Map:https://maps.app.goo.gl/sgBNQQ1oaipZ4KUcA
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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