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■ はじめに
塗装現場では「時間がない」「すぐ使いたい」といった状況がよくあります。
しかし攪拌不足は、色ムラ・艶ムラ・密着不良といった品質トラブルのもと。
今回は、十分な攪拌時間が取れないときでも現場で実践できる工夫や応急策をご紹介します。
■ 1. 保管環境で“沈殿しにくい状態”をつくる
• - 塗料は15〜25℃程度の室温で安定保管
• - 高温多湿や直射日光を避けることで沈殿を抑制
■ 2. 時々容器をひっくり返して“やさしく攪拌”
• - 倉庫で保管中でも軽く天地返し(振動はNG)
• - 顔料の沈降を防ぎ、撹拌しやすくなります
■ 3. 塗装前は“常温に戻してから”攪拌する
• - 冷えた塗料は粘度が高く撹拌しづらい
• - 使う前に30分室温に置くと、効率よく混ぜられます
■ 4. 手動撹拌は“底からすくう”を意識
• - 容器の底をしっかり攪拌し、縁まで回して全体を均一に
• - 時間がなくても“全力で5分”が基本!
■ 5. 撹拌機は“回転数と時間”を守る
• - 自動撹拌機でも、回転が弱すぎたり短時間では不十分
• - 取扱説明書の設定を守ることが肝心
■ 6. 撹拌後の“状態チェック”を習慣化
• - 色むら・粘度・ツヤを確認し、異常があれば再攪拌
• - 試し塗り(捨て吹き)で最終確認
■ 7. フィルターを通して異物をキャッチ
• - スプレーガンの前にフィルターを通すことで、攪拌不足による塊をブロック
■ 8. “顔料分散型”の塗料を選定する
• - 忙しい現場では、沈殿しにくい攪拌安定型塗料の活用も有効
■ 9. 撹拌トラブルの“起こりやすい製品”をリスト化
• - 特に注意が必要な色・種類を社内で共有
• - ベテラン任せにせず、新人にも伝わる仕組みに
■ 10. 攪拌できなかったときは“正直に一報”を
• - 撹拌忘れや不完全攪拌のまま塗装せず、気づいたらすぐ共有
• - ミスを隠さない現場づくりが、品質を守ります
■ 一言コメント
攪拌(かくはん)は「混ぜればいい」ではなく「混ざる環境を整える」ことが第一歩。
短時間でも、できる工夫はたくさんあります!
■ 会社情報|永和工芸株式会社
永和工芸株式会社
〒547-0027
大阪市平野区喜連5-5-60
TEL:06-6709-2349
FAX:06-6708-1445
WEBサイト:http://kinzokutoso.com/
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/2Q4aDKJSRYQTVUy66
| 会社名 |
永和工芸 株式会社 (えいわこうげい) |
エミダス会員番号 | 77303 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
| 電話番号 | 06-6709-2349 | FAX番号 | 06-6708-1445 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 11,000 万円 |
| 社員数 | 15人 | 担当者 | 松本 悦典 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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