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アルミT6処理とは?特徴・ポイント・部品用途別導入効果まで - 熱処理のプロが解説
はじめに
アルミニウム合金の熱処理といえば「T6処理」。この技術は、アルミの機械的性質を向上させる重要な工程として、近年ますます注目を集めています。
私たち光陽産業は、T6処理における30年以上の実績と経験を持つ熱処理のプロフェッショナル集団。本稿では、T6処理について解説していきます。
T6処理とは何か
T6処理は、溶体化処理と人工時効処理を組み合わせた熱処理法です。アルミニウム合金の強度を高められる技術です。
具体的には以下の2段階で行われます
1. 溶体化処理
- マグネシウムや銅などの添加元素をアルミニウム中に均一に溶け込ませる処理です。
2. 人工時効処理
- 微細な金属間化合物を析出させ、強度を向上します。
加熱することで時効硬化を発生させ硬くします。
光陽産業の特徴的なT6処理
「T6処理は難しい」というのが業界の常識。しかし、私たちはその常識を覆す独自の技術を確立しています。
特に注目していただきたいのは、以下の3つのポイントです
1. 温水冷却システムの導入
「うちの製品は歪みが出やすいけん、T6処理は無理じゃろ…」
そんなお悩みをよく耳にします。私たちは、業界でも珍しい90℃以上の高温水冷却システムを導入。急冷時の熱衝撃を大幅に緩和し、歪みの発生を最小限に抑えることに成功しています。
2. 高精度な温度管理
最新鋭の制御システムにより、±5℃の温度精度となっております。製品ごとに最適な温度プロファイルを作成し、安定した品質を提供します。
3. 柔軟なロット対応
新型のT6処理炉(1,300×1,500×900mm)は、小ロットから量産まで幅広く対応。お客様のニーズに合わせた、フレキシブルな生産体制を整えています。
品質へのこだわり
工程担当者が熱処理技能士の資格を持ち、日々の品質向上に取り組んでいます。
具体的な取り組みとして
- 処理前の製品状態の詳細チェック
- 炉内温度分布の定期的な測定・補正
- 処理後の硬さ試験による品質確認
などを徹底して行っています。
お客様へのメッセージ
「この製品、T6処理できるんかいな…」
そんな疑問やお悩みがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。30年以上の経験を持つ私たちが、最適なソリューションをご提案いたします。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
▽処理可能サイズ▽
1,300W × 1,500L × 900H × 2トレー仕様(アルミ専用加熱炉)
▽対応重量▽
~1,000Kgまで
少量、一個からでも短納期でお受け致します。
▽適用材質・素材実績▽
(鋼種:材料記号)
アルミニウム合金:A2011, A2014, A2017, A2024, A2218, A2219, A6061, A6063, A6082, A6151, A6N01, A7001, A7003, A7075, A7N01, A7N02
アルミニウム鋳物:AC2A, AC2B, AC4A, AC4B, AC4C, AC4CH, AC4D, AC7A, AC7B, AC8A, AC8B
アルミニウム合金鍛造:AFD2, AFD3, AFD4, AFD5
アルミニウム青銅鋳物:CAC702, CAC703
※実際の熱処理においては、材料の状態や要求される特性、サイズ・形状などの条件によって適用可否が変わる場合がありますので、具体的な案件については個別回答させていただきます。
▽納期目安▽
中2~3営業日
▽事例紹介▽
事例ページURL準備中
【会社概要】
社名:光陽産業株式会社
住所:〒714-0005 岡山県笠岡市新賀777
TEL:0865-65-1555
FAX:0865-65-1560
コーポレートサイトURL:http://www.koyosangyo.com/
技術相談・見積依頼フォームURL:https://ja.nc-net.or.jp/company/73980/inquiry/
アルミT6処理とは?特徴・ポイント・部品用途別導入効果まで - 熱処理のプロとして解説させていただきました。最後まで読んでいただきありがとうございます。
会社名 |
光陽産業株式会社 (こうようさんぎょう) |
エミダス会員番号 | 73980 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 岡山県 笠岡市 |
電話番号 | 0865-65-1555 | FAX番号 | 0865-65-1560 |
資本金 | 4,950 万円 | 年間売上高 | 250,000 万円 |
社員数 | 99人 | 担当者 | 来山 尊 |
産業分類 | 産業用機械 / 建築土木資材 / 輸送機器 |
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