この産業機械部品の製作は、一筋縄ではいきませんでした。ステンレスSUS316Lを使って、直径38mm、長さ20mmの部品を毎月200個生産していますが、素材が硬く、加工精度を維持するのが難しいのです。試行錯誤しながらNC旋盤とMC（マシニングセンター）を駆使し、なんとか完成度を上げました。量産に対応しつつ、細部までこだわった加工が求められるこの仕事、毎回集中力を要します！

【ボディとは？】
ボディとは、産業機械に使われる主要部品のひとつ。特にステンレス製のボディは、耐食性に優れ、高温・高圧の環境でもしっかりと性能を発揮します。SUS316Lはその中でもトップクラスの耐食性を誇る材料です。これを使うことで、より過酷な環境下でも長期間にわたって安定した性能を維持できるのが特長です。

【使用例】
・油圧機器
・空圧機器
・自動化装置のフレーム
・ポンプやバルブの構成部品

【加工方法】
このボディの加工には、NC旋盤とマシニングセンター（MC）を使用しています。NC旋盤ではシチズンやミヤノの旋盤を使い、精度の高い削り出しを行います。特に背面主軸インナークーラント機能が、熱による加工精度のブレを抑え、安定した仕上がりを実現しました。続いてMCを使い、複雑な形状を削り出していきます。この二つの工程を組み合わせることで、高精度かつ安定した製作が可能になります。

【取組み】
製作にあたって特にこだわったのは、素材の特性を活かした加工方法です。SUS316Lは非常に硬いため、切削工具の選定やクーラントの使い方が鍵を握ります。私たちの工場では、複数のNC旋盤とマシニングセンターを駆使し、効率的かつ精度の高い生産を行っています。長年の経験と技術を積み重ね、お客様のニーズに応える品質を維持しています。

【まとめ】
産業機械の部品製作は、複雑な形状や高精度を求められる難しい仕事ですが、私たちならそれを確実にクリアします。特にSUS316Lのような難削材でも、確かな技術と設備で対応可能です。どんなお困りごとでも、安心してご相談ください！

【企業情報】
株式会社石高精工

■本社
〒954-0124　新潟県長岡市中之島895
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