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アルカリ環境で使用されるテープやフィルムは、初期評価では問題が見えにくいのに、量産や長期使用で突然不具合が出てしまう──そんな経験をされたことはありませんか。特に次世代産業では高濃度かつ高温のアルカリ条件が一般化しつつあり、選定と加工の両面で確かな対応力が欠かせません。
【半年後に現れる剥離や破断を防ぐには?】
アルカリの劣化は“静かな破壊”とも言えます。外観上の変化が乏しい一方で、粘着層や基材内部にまで浸透し、時間差で性能を奪うのが特徴です。半年から1年経過した頃に剥離や寸法不良が突如現れ、設備停止や製品回収といった大きな損失につながる事例も少なくありません。ではどうすれば、この遅延型不良を避けられるのでしょうか。
【素材選びだけでは足りない耐アルカリ設計】
確かにPTFEやPEEKなどの高耐性素材は有効です。しかし粘着剤の分子構造や架橋設計を適切に組み合わせなければ、結局は剥離力の低下や寸法変化を招いてしまいます。さらにPETやナイロンなどの一般的基材は、高pH条件では加水分解が進みやすく、加工後の形状保持が難しいのも事実です。そのため、素材・粘着剤・加工精度を一体で設計する視点が不可欠になるのです。
【精密加工と評価試験で歩留まりを整える】
オーティスは、±0.1mm以下の位置合わせ精度で多層フィルムを打ち抜き・積層する独自技術を確立しています。また金型を自社で設計・内製するため、寸法補正や刃先形状を案件ごとに最適化し、アルカリ接触後の寸法変化を見越した設計も可能です。さらに高濃度KOH溶液や高温条件での長期浸漬試験を工程内に組み込み、事前に劣化の兆候を検出。これにより量産段階での歩留まり変動を抑えています。
● 素材選定:PTFE、PVDF、ポリイミドなど用途に応じた基材を提案
● 粘着設計:耐アルカリ用アクリル系・シリコーン系を条件に応じて選択
● 精密加工:±0.1mm精度で積層・打ち抜き、量産でもズレを抑制
● 試験評価:高温・高pHでの長期浸漬試験をルーチン化
こうした多段階の対応があるからこそ、半年後・1年後の不具合を未然に防ぐことができます。
【海外拠点でも同じ評価基準を維持】
電池や半導体などのグローバル生産では、拠点ごとの品質ばらつきも懸念事項です。オーティスは国内外16拠点で同一基準の設備と検査体制を運用し、IATF16949やISO9001に準拠した品質保証を提供しています。試作段階から量産・海外展開までを一貫して記録し、監査対応にも備えられる体制を整えているのが特長です。海外での納品後も「国内と同じ品質で安心できる」という声を多数いただいています。
【まとめ】
耐アルカリ性はもはや一部の特殊用途ではなく、次世代産業全体の共通条件になっています。見えない破壊を防ぐには、素材選定から加工・試験までの一貫対応が欠かせません。図面や仕様が固まりきっていなくても大丈夫です。まずは一度、図面そのままで“通るか”だけ確かめてみませんか。
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【コラム監修】
角本 康司|オーティス株式会社 代表取締役。微細プレスや多層ラミネート等の量産立ち上げに長年携わり、年間100件超のご相談に現場と並走。工程内検査やトレーサビリティ設計、異物対策の標準化まで、設計〜量産の橋渡しを監修。最近は電池部材の耐薬品性や工程安定化にも注力しています。
| 会社名 |
オーティス 株式会社 (おーてぃす) |
エミダス会員番号 | 69715 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 岡山県 真庭市 |
| 電話番号 | 0867-42-3690 | FAX番号 | 0867-42-3694 |
| 資本金 | 3,000 万円 | 年間売上高 | 370,000 万円 |
| 社員数 | 400人 | 担当者 | 角本 康司 |
| 産業分類 | 通信機器 / 電子部品 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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