今回はネメジを切ってみました

このメネジですが実験的にネジの下穴径を変えてあります
下から適正な下穴径、+0.25、+0.5の大きさで加工しました
(モチロン製品としては使えません)

これは極端な下穴の変化ですが
こうして見るとネジ山の頂点の大きさが結構違いますね〜
でもネジ同士の引っ掛かりは実はそんなに変わりません

ただし
ネジの下穴が大きいという事はネジ同士の引っ掛かりが少ないので
・ネジの精度が低く緩みやすい
・力がかかった時に強度の関係で抜ける可能性がある
などの問題があります

ですが！

ネジの下穴が大きいと
・加工の切削量が少ないのでタップ等の工具の刃持ちが良い
・ネジ同士の引っ掛かりが少ないのでネジの齧りがおきにくい
などの良いところもあります

なのでネジの下穴の寸法公差内で(M16P2の場合、Φ13.8〜Φ14.2)
ネジ同士の精度、量産性、取り外し頻度
を考えながら下穴径をかえて、上手にネジを切りましょう

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