竹中機械製作所では、ロボット産業や生産設備向けの高精度部品製作において、CNC複合旋盤による工程集約加工を積極的に導入しています。今回の事例では、S45C丸棒材（φ50）から削り出した産業用ロボット製造装置関連部品を、中ロット対応にて高精度で仕上げました。社内では全数検査をルール化しており、量産品においても信頼性の高い製品供給を実現しています。

【対応業界と製品】
・業界：ロボット、産業設備、FA機器関連
・用途：アーム支持部、駆動軸ユニット、取り付け治具、回転体ベース部品

【加工仕様】
・素材：鉄（S45C）
・サイズ：φ50からの削り出し加工
・ロット：1個〜1,000個（中ロット対応可能）
・精度：1/100mm〜1/1000mm（±0.01mm〜±0.001mm）
・形状：段付き軸、穴あけ・溝・ねじ併用構造など

【複合旋盤加工の特長】
・CNC複合旋盤により、1チャッキングで旋盤・ミーリング・穴あけなどを一括加工
・段取り数の削減による精度安定・コスト低減を実現
・加工時間短縮により中ロットの納期対応もスムーズ

使用設備一例：
・オークマ製複合CNC旋盤（LT3000、MULTUSシリーズなど）
・主軸＋副主軸＋Y軸・ミーリング機能搭載
・自動芯出し補正＋工具補正管理による寸法ばらつき最小化

【品質保証体制】
・全数検査を社内ルールとして徹底実施
・三次元測定器、画像測定器による外径・穴径・ねじ深さの確認
・幾何公差（同軸度、平行度、直角度など）を要求仕様に応じて検証
・ロットごとに測定成績書・検査記録を提出可能

【実績紹介】
・φ50×150mmの段付きシャフト部品（穴深さ±0.01mm、同軸度5μm以内）
・S45C製アーム基部部品（多面加工対応、ねじ部M10×P1.25）
・組立治具用中空構造部品（ねじ＋段付き＋六角部併用設計）

【PR】
竹中機械製作所では、複合加工による工程集約を強みとしており、試作から中ロットまで一貫して高品質な製品を提供しています。設計段階からの加工性評価や、寸法精度の安定化、量産化を見据えた治具設計・工程設計のご相談にも対応可能です。

全数検査による品質保証と、短納期での中ロット対応をご希望の企業様は、ぜひ一度お声がけください。

【お問い合わせ先】
株式会社竹中機械製作所
〒262-0013 千葉県千葉市花見川区こてはし町1669-4
TEL：043-259-2609
FAX：043-250-2074
URL：https://takenakakikai.webeg.jp/