今回から数回に渡り、近年需要が増えつつあります、
国外から国内への樹脂成形の生産切り替えについてお話しいたします。

製品単価の安さから、ロットの大きいものは特に、
国外に金型製作や成形を依頼されている会社様も多いのではないかと思います。

しかし、品質の問題、国外の人件費賃上げや製品の流通量減少によるコストの問題、
また、国外企業との意思疎通が難しい等、
様々な問題により成形を国内へ移管される会社様が増えていると伺います。

実際、弊社でもそのようなお話を頂くことがございます。


今回は、そんな国内生産切替時のコスト面のお話を簡単にご説明いたします。

コスト面の課題としてあげられるのは、
国外生産時よりも価格が上がってしまう可能性が高い点です。

海外生産の価格が上がってきているとは言え、
輸送費等を除いた純粋な製品単価では正直申し上げて敵いません。
(ロットや比較する成形業者の規模によって変わります)

価格以外の事情で国内へ移管する場合は、
以前よりも製品価格が上がってしまうことを念頭に置いていただければと思います。

そのような場合弊社としましては、微かな解決策として、
1回当たりの注文ロットを増やして頂き、製品単価を抑える方法等をご提案しております。


以上、国内生産切替時のコスト課題についてでした。

このシリーズの他のお話はこちらから～
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