ABS樹脂　～ 下ケース ～

製品名 ：下ケース
使用用途 ：制御盤コントロールユニット用ケース
材質 ： ABS
金型 ： 協力会社
成形 ： 社内成形
ロット ： 100～500個
寸法 ： 84×85×35mm


株式会社セイホーでは
製品の設計から、金型製作、成形、部品製造、組立などすべての工程を社内で行っています。

今回は成形品を扱っていたらきっと耳にする、
用語について非常に簡単にではありますが、ご説明いたします。
射出成形のことをまだよくわからないという方の参考になれば幸いです。


【アンダー形状・スライド機構について】
上記写真は下ケースという製品で、
先日ご紹介しました、『PC樹脂 ～上ケース～』の相手物になります。

写真にもありますように、こちらの製品には
金型の開閉方向に対して垂直に空いた穴があります。
この穴の部分は、金型では出っ張りになるので、
このままでは製品が型から抜けなくなってしまいます。
いわゆる「アンダー形状」と呼ばれるものです。

このような場合、業界では一般的に「スライド機構」を設けます。

スライド機構とは、金型の開閉に合わせて、アンダー形状をかたちづくる
出っ張り等をスライドさせることで、複雑な形状の成形を可能にするものです。
これにより、単なる金型の開閉だけでは抜けない製品も、無理なく抜くことができます。


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