文房具雑貨
医療機器
生活雑貨
量産品のコストを見直すとき、成形条件や設備の改善だけでは限界がある場合があります。成形機を増やさずに生産量を上げたい場合は、金型の取り数を見直すことも選択肢になります。
多数個取り金型は、1回の成形で複数個の製品を同時に成形する金型です。同じ成形機でも一度に作れる数量が増えるため、成形単価の削減につながる可能性があります。
取り数を増やすだけでは、安定した量産にはつながりません。個取りごとの品質にばらつきが出ると、不良率や調整工数が増え、期待したコスト削減効果が得られないことがあります。成形単価を下げるには、生産効率と品質の均一化を両立できる金型設計が重要です。
この記事では、多数個取り金型で成形単価を下げる考え方と、品質を均一化するために確認したいポイントを紹介します。
【技術・製品概要】
多数個取り金型は、1サイクルで複数個の製品を同時に成形する金型です。取り数を増やすことで、同じサイクルタイムでも生産数量を増やしやすくなります。量産品の成形単価を見直す際に、有効な方法の一つといえます。
取り数が増えるほど、樹脂の流れ、圧力、冷却状態をそろえることが難しくなります。すべての個取りで安定した品質を確保できるかが、多数個取り金型の重要な判断軸になります。
打田製作所では、プラスチック射出成形用金型の設計・製作を行っています。多数個取り金型では、品質の均一化を重視し、生産効率と品質の両立を見据えた金型づくりに対応しています。
【特長・技術ポイント】
〈樹脂の流れをそろえる設計〉
多数個取りでは、すべての個取りへ樹脂がバランスよく流れることが重要です。流動バランスが崩れると、充填不足や寸法ばらつき、外観不良につながることがあります。
ランナーやゲートの設計を検討し、各個取りへ均等に樹脂が流れる構造を目指します。流れの差を抑えることで、量産時の品質を安定させやすくなります。
〈冷却バランスを考慮する〉
冷却状態に差があると、製品ごとに収縮や変形のばらつきが発生しやすくなります。取り数が多い金型ほど、冷却設計の影響は大きくなります。
製品部周辺の冷却バランスを考慮することで、各個取りの品質をそろえやすくなります。寸法安定性や外観品質を保つうえでも、冷却設計は重要な要素です。
〈品質均一化で単価削減につなげる〉
取り数を増やしても、不良品が増えれば成形単価の削減にはつながりません。検査や手直しの工数が増えると、生産効率は下がります。
多数個取り金型では、生産数量だけでなく、安定して良品を成形できるかが重要です。品質を均一化することで、歩留まりを維持しながら量産効果を高めやすくなります。
〈量産を見据えた耐久性〉
量産用金型は、長期間安定して使えることも重要です。多数個取り金型は構造が複雑になりやすく、部品の摩耗やメンテナンス性も考慮する必要があります。
打田製作所では、多数個取り、ハイサイクル、高耐久を重視した金型づくりに取り組んでいます。量産後の安定稼働まで見据え、構造や加工精度を検討しています。
【活用例】
〈容器・キャップ類の量産〉
キャップや容器など、生産数量が多い製品では、多数個取り金型による量産効果が期待できます。品質を均一化することで、安定した生産体制を構築しやすくなります。
〈成形単価を見直したい製品〉
現在の生産能力ではコストが課題になる場合、取り数を増やすことで改善できる可能性があります。設備更新だけでなく、金型設計の見直しも検討できます。
〈既存設備を活かした生産能力向上〉
成形機を増設せずに生産数量を増やしたい場合、多数個取り金型が有効な選択肢になることがあります。成形機の仕様や製品形状に合わせて、適切な取り数を検討することが重要です。
【判断軸・導入メリット】
〈相談前に整理したい情報〉
・製品の用途
・現在の取り数
・希望する取り数
・成形機の仕様
・製品形状や寸法
・使用する樹脂材料
・現在のサイクルタイム
・目標とする生産数量
・品質要求
・既存金型の有無
・量産開始時期
これらの情報を整理しておくと、多数個取り金型が適しているかを検討しやすくなります。取り数だけでなく、成形機の能力や品質要求とのバランスも確認が必要です。
成形単価を下げるには、1サイクルあたりの成形数だけで判断しないことが大切です。歩留まり、品質のばらつき、メンテナンス性まで含めて検討することで、量産に適した金型仕様を考えやすくなります。
【まとめ】
多数個取り金型は、量産品の成形単価を下げる有効な方法の一つです。取り数を増やすことで生産数量を高めやすくなりますが、品質がばらつくと不良や調整工数が増え、コスト削減効果が薄れることがあります。
打田製作所では、プラスチック射出成形用金型の設計・製作を行い、多数個取り、ハイサイクル、高耐久を重視した金型づくりに対応しています。用途、製品形状、材質、成形機の仕様、生産数量、品質要求を整理して相談することで、成形単価削減に向けた金型仕様を検討できます。
【お問い合わせ先】
株式会社打田製作所
TEL:03-3683-2341
https://www.uchidamold.co.jp/
〈本社〉
東京都江東区大島3丁目9番地21号
〈千葉工場〉
千葉県松戸市六高台7丁目96番地
〈茨城工場〉
茨城県稲敷郡阿見町大字福田字内野84-7
〈八街工場〉
千葉県八街市朝日松里222番地3
| 会社名 |
株式会社 打田製作所 (うちだせいさくしょ) |
エミダス会員番号 | 49674 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 茨城県 稲敷郡阿見町 |
| 電話番号 | 03-3683-2341 | FAX番号 | 03-3683-6678 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 75人 | 担当者 | 根本尚佳 |
| 産業分類 | 医療機器 / 文房具雑貨 | ||
| 主要取引先 |
|
||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
