半導体
透明部品をアクリルで製作する場面では、寸法精度だけでなく、割れやクラックをいかに防ぐかが大きな判断ポイントになります。特に肉厚が薄い部分や、サラ穴加工を含む形状では、加工方法や固定方法を誤ると外観不良や破損につながることがあります。加工先を検討する段階で、不安を感じやすいテーマの一つです。
今回紹介するのは、アクリル透明材を用い、マシニングセンターによる一体加工で製作した部品の事例です。工程の組み立て方や、割れを防ぐために配慮した点を中心に整理します。
【技術・製品概要】
本事例は、アクリルパイプ材を使用した透明部品の切削加工事例です。まずパイプの全長加工を行い、その後マシニングセンターを用いて半割加工と穴あけ加工を同時に行っています。工程を分けずに一体加工とすることで、位置精度を保ちながら加工を進めています。
材質には透明アクリルを使用しており、外観品質がそのまま製品評価につながる部品です。そのため、加工条件だけでなく、固定方法や冶具の使い方も重要になります。
【製品概要】
・用途:透明部品、装置用カバーや内部構造部材
・材質:アクリル透明
・寸法:外径45mm 内径41mm 全長170mm
・加工方法:切削加工、マシニングセンターによる一体加工
・加工内容:全長加工、半割加工、穴あけ加工
・ロット:1個から50個まで対応
・納期:約2週間
【特長】
アクリル透明部品の一体加工において、次の点が特長となります。
・パイプ全長加工後に半割と穴あけを同時加工
・工程を集約することで位置ズレを抑制
・透明材のため、外観品質に配慮した加工条件を採用
・小ロットから対応でき、試作や検討段階でも使いやすい
・マシニングセンターによる安定した加工対応
【加工時の注意点】
本製品では、厚み2mmの部分にサラ穴加工が2ヶ所あり、クラックが入りやすい点が大きな課題でした。アクリルは透明で割れが目立ちやすく、わずかな応力でも不良につながる可能性があります。
そこで、加工時には専用の冶具を使用し、固定方法を工夫しています。切削条件だけに頼らず、材料の保持状態を安定させることで、割れやクラックの発生を抑えながら加工を行いました。
【活用例】
本製品は、装置内部の可視化が求められる箇所や、内部構造を確認するための透明部品として使用されています。既存部品の置き換えや、試作段階での形状確認用途としても活用されています。
【判断軸・導入メリット】
アクリル部品を検討する際には、形状や寸法だけでなく、割れやすい箇所がどこにあるかを事前に整理することが重要です。特に薄肉部やサラ穴加工がある場合は、加工方法や固定方法が品質に大きく影響します。
一体加工と冶具を組み合わせることで、加工中の応力を抑え、外観品質と寸法精度を両立できます。加工ノウハウの有無が、仕上がりの差として表れやすいポイントです。
【まとめ】
アクリル透明部品の切削加工では、割れやクラックを防ぐための工程設計が重要です。パイプ材からの一体加工や、冶具を活用した固定方法により、安定した品質を確保することができます。形状や加工内容に不安がある場合は、早い段階で加工方法を整理することが有効です。
【PR】
株式会社ヤマデンでは、アクリルをはじめとした透明樹脂部品の切削加工に対応しています。割れやすい形状や薄肉部を含む加工についても、工程設計や冶具を含めた対応を行っています。図面がない場合でも、採寸や図面化からものづくりまで一貫してサポートしています。
【お問い合わせ】
株式会社ヤマデン
〒192-0375 東京都八王子市鑓水2丁目174-3
TEL:042-682-2811
FAX:042-682-2812
URL:https://yamaden-ltd.co.jp/
アクリル透明部品の切削加工や、一体加工による製作について検討中の場合は、条件整理の相談先としてご活用ください。
| 会社名 |
株式会社ヤマデン (旧:山口電材 株式会社) (やまでん) |
エミダス会員番号 | 3083 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 八王子市 |
| 電話番号 | 042-682-2811 | FAX番号 | 042-682-2815 |
| 資本金 | 4,000 万円 | 年間売上高 | 434,000 万円 |
| 社員数 | 228人 | 担当者 | 朝比奈 勇一 |
| 産業分類 | 測定機械 / 産業用機械 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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