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図面を前にして、「この部品は鍛造でつくれるのか」「切削加工のまま進めた方がよいのか」と迷うことがあります。見た目が複雑な部品でも、鍛造で大まかな形をつくり、必要な部分だけ後加工する進め方が合うことがあります。形状や数量によっては、切削加工の方が進めやすいケースもあります。
鍛造でつくれるか迷ったときは、「形状」「数量」「材料」を順番に見ていくと整理しやすくなります。量産前提か、鍛造でどこまで形にできそうか、材質や強度条件に合うかを確認すると、図面段階でも判断しやすくなります。
まず確認したいのは次の3つです。
・鍛造できる形状か
・量産数量に合うか
・材料や強度条件に対応しやすいか
この記事では、鍛造を前提に図面を見るときの考え方を紹介します。手元の図面が鍛造向きかどうか、自分で整理しやすくなるポイントを分かりやすくまとめました。
【技術・製品概要】
鍛造は、金属材料に圧力を加えて形状をつくる加工方法です。切削加工のように削って形をつくるのではなく、材料を変形させながら目的の形に近づけます。
鍛造部品では、完成形を一度でつくるとは限りません。鍛造で素材形状をつくり、寸法精度が必要な部分や組み付け部を後加工で整える進め方があります。
鍛造向きかどうかは、形状だけでは決まりません。数量や材料も合わせて見ることで、鍛造で進めやすい部品か整理しやすくなります。
岡田工業では、自動車部品を中心に温間鍛造による量産に対応しています。金型設計・製作から鍛造、検査までを社内一貫で行っているため、図面段階から加工方法を整理しやすい体制があります。
【特長・技術ポイント】
〈鍛造できる形状を見る〉
鍛造でつくれる部品かを判断するとき、最初に見たいのが形状です。鍛造は、材料を金型内で流しながら形をつくる加工です。形状によって向き不向きがあります。
丸みのある形状、厚みがある形状、左右対称に近い形状は、鍛造を検討しやすい傾向があります。極端に深い溝、鋭い角、細長い部分が多い形状では、鍛造だけで完成形にするのが難しいことがあります。
図面を見るときは、「どこまで鍛造で形にできそうか」を先に考えると判断しやすくなります。完成形だけを見るのではなく、鍛造素材として成り立つかを見ることが大切です。
〈数量を見る〉
数量も、鍛造でつくれるかを考える大事なポイントです。鍛造では金型を使うため、少量試作だけではコスト面で合いにくいことがあります。
継続量産を予定している部品や、一定数量が見込める部品では鍛造を検討しやすくなります。現在切削加工で製作している部品でも、数量が増えたタイミングで鍛造へ切り替えるケースがあります。
図面を見る段階では、今回必要な数量だけでなく、月産数量や年間数量まで整理しておくと判断しやすくなります。単発品か継続生産かによって、加工方法の考え方も変わります。
〈材料を見る〉
図面の材質欄も確認しておきたいポイントです。鍛造では、材料の種類によって成形のしやすさや工程の組み方が変わることがあります。
材質だけで鍛造の可否を決めるのは難しいですが、必要な強度や使用環境と合わせて見ると整理しやすくなります。材料変更の余地があるかどうかも、図面段階では確認しておきたい内容です。
同じ形状でも、材質や数量が変わると、鍛造より切削加工の方が進めやすいことがあります。形状だけで判断せず、数量や材料も合わせて見ることが大切です。
〈鍛造向きの部品に見られる傾向〉
鍛造を検討しやすい部品には、いくつか共通する傾向があります。
・量産を前提としている部品
・強度が求められる部品
・切削量が多い部品
・一定の厚みがある部品
・鍛造後に後加工できる部品
こうした条件が重なる部品では、鍛造で素材形状をつくることで、後加工や工程を整理しやすくなる場合があります。図面段階で「鍛造できる形状か」を見ておくと、加工方法を比較しやすくなります。
〈図面だけでは判断しにくい部品〉
図面を見ただけでは、鍛造でつくれるか判断しにくい部品もあります。
・極端に複雑な形状の部品
・寸法公差が非常に厳しい部品
・少量のみの試作品
・後加工できる範囲が少ない部品
条件によっては、切削加工の方が進めやすいこともあります。鍛造で進められるか迷う場合は、形状だけで結論を出さず、数量や材料、後加工まで含めて整理することが大切です。
【活用例】
〈切削加工から鍛造へ切り替える部品〉
切削加工で量産している部品では、数量が増えたタイミングで鍛造化を検討することがあります。削る量が多い部品では、鍛造で素材形状を近づけることで、切削工程を整理しやすくなる場合があります。
〈自動車部品の量産〉
自動車部品では、強度と量産性の両方を考える必要があります。鍛造で素材形状をつくり、必要な部分を後加工で仕上げることで、量産工程を組み立てる考え方があります。
〈産業機械向け部品〉
産業機械向け部品でも、継続生産を前提とする場合は鍛造が候補になることがあります。図面段階から形状、数量、材料を整理しておくと、加工方法を比較しやすくなります。
【判断軸・導入メリット】
鍛造でつくれる部品かどうかは、形状だけでは判断しにくいことがあります。図面を見ながら、数量、材料、後加工まで整理しておくと、依頼前の確認を進めやすくなります。
〈図面段階で整理したいポイント〉
・部品用途
・材質
・必要数量と量産予定
・形状の特徴
・必要な寸法精度
・後加工の有無
・強度要求
・現行の加工方法
・支給図面や参考図面の有無
こうした条件が整理できていると、鍛造でつくれる部品か、切削加工の方が合うかを判断しやすくなります。図面が完成していない段階でも、用途や数量感が分かれば相談できる場合があります。
【まとめ】
その図面が鍛造でつくれるかどうかは、「形状」「数量」「材料」の3つを見ることで整理しやすくなります。量産性、強度、後加工まで含めて考えると、鍛造化を検討しやすくなります。
すべての部品が鍛造向きとは限りません。「どこまで鍛造で形にできそうか」を図面段階で整理しておくと、工程やコストも考えやすくなります。切削加工のまま進めるべきか、鍛造へ切り替えられるか迷う場面では、早めに確認しておくことが大切です。
その図面が鍛造でつくれるか、加工方法の考え方で迷っている場合は相談可能です。用途、必要仕様、数量、使用環境、追加対応の有無などを整理したうえで、ぜひお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
岡田工業株式会社
〒457-0078 愛知県名古屋市南区塩屋町2-1
TEL:052-811-1106
FAX:052-821-2429
URL:https://www.okadakogyo.jp/
| 会社名 |
岡田工業 株式会社 (おかだこうぎょう かぶしきがいしゃ) |
エミダス会員番号 | 112232 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市南区塩屋町 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 10,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 137人 | 担当者 | 藤村 幹 |
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