自動車(量産)
鉄道
工作機械
まず、ミガキ材と黒皮材の大きな違いを解説します。
ミガキ材 - 冷間圧延加工にて作られた鋼材の事を指しています。
黒皮材 - 熱間圧延後そのままの状態の鋼材です。表面に黒い酸化皮膜(黒皮)があります。
次にミガキ材と黒皮材について、その違いやメリット・デメリットを説明します。
今回は例としてお互いの母材をSS400として考えます。
SS400ミガキ材
【メリット】
・表面が滑らかで美しい
・寸法精度が高い
・外観はそのままで塗装や加工がしやすい
【デメリット】
・黒皮材より高価
・表面処理のため、厚みが若干マイナスしている
・サイズに決まりがある
SS400黒皮材
【メリット】
・安価
・強度が高い
・熱処理効果がある
・サイズバリエーションが豊富
【デメリット】
・黒皮の為表面が粗い(場合により黒皮の除去が必要)
・寸法精度が低い
・加工や塗装前に表面処理が必要な場合がある
●ミガキ材を使う利点●
ミガキ材の特徴としては、表面の滑らかさと寸法精度の高さです。
黒皮材と比較して高価なミガキ材ですが、精度は黒皮材に比べて極めて高く、寸法精度を求められる場合に使いやすいです。
黒皮材よりもミガキ材の方が高価ですが、一般的に黒皮材を使用する場合は黒皮部分を除去してからの作業になるため、そこに掛かるコストや時間、加工内容などからミガキ材が選ばれることが多いと感じます。
★ミガキ材を使う欠点・注意点★
一般的に使用されているミガキ材は冷間引抜で加工された材料ですので、ダイスという型に無理やり材料を通して成型されているので、黒皮材より残留応力が多いということになります。
よって、面切削や溝切削、切り欠き加工やポケット加工など、フライス加工を実施した際、その切削箇所から応力が抜け歪みが発生しやすくなるので、ミガキ材の使用は適していないと考えられます。
但し、全長を決めるだけ、タップ加工やキリ加工などの穴加工(精度穴除く)、外径形状を残した旋盤加工などは残留応力が抜けていく箇所が無い為、加工時間の短縮や材料費を抑えることが出来るので、ミガキ材の使用が適していると思われます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓事例はコチラ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://ja.nc-net.or.jp/company/100374/product/detail/231035/
↓↓↓↓↓↓↓↓【PDF資料ダウンロード】はこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓
https://ja.nc-net.or.jp/company/100374/dl/catalog/k/4befbc919ecab266bda8166cf0658d0a
有限会社メタルテック
https://f-metaltec.com/
【本社】
〒720-0822 広島県福山市川口町一丁目6-19
TEL:084-959-2799 FAX:084-959-2915
【尾道工場】
〒729-0142 広島県尾道市西藤町151-2
TEL:0848-38-7010 FAX:0848-38-7110
【箕島工場】
〒721-0957 広島県福山市箕島町6698-1
TEL:084-957-4600 FAX:084-957-4611
各種素材の機械加工全般、表面処理、熱処理、検査まで幅広い
対応力があります
あらゆる業界に対し、多品種少量の部品調達を1個-1工程から
複数個-複数工程まで対応実績があります
あらゆる図面をまとめて対応可能ですので、まずはご相談ください
会社名 |
有限会社 メタルテック (めたるてっく) |
エミダス会員番号 | 100374 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 広島県 福山市 |
電話番号 | 084-959-2799 | FAX番号 | 084-959-2915 |
資本金 | 年間売上高 | ||
社員数 | 23人 | 担当者 | 木村充宏 |
主要取引先 |
|
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて