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「処理品を加工しても歪まない?実体験から処理後の加工歪みを理解する」
熱処理後の製品を加工した際、歪みがどの程度発生するのか、実際に現場にて長きにわたり加工してきた実績を踏まえ、私なりに簡単に解説してまいります。
1. 調質(ちょうしつ)【通称:マルH(マルエイチ)】
●加工歪みは?
歪みはある程度生じます。これは、材料内部の残留応力や微細構造の変化が原因です。
正直、調質材は非熱処理材と比べて加工後の歪み量はそれほど変わらないと思います。
2. 焼準(しょうじゅん)【通称:マルN(マルエヌ)】
●加工歪みは?
加工時に歪みが発生することがあります。これは主に、結晶粒の大きさや分布の不均一性によるものです。
但し、この処理を実施していない製品と比較した際、圧倒的に歪みません。
3. 焼鈍(しょうどん)【通称:マルA(マルエー)】
●加工歪みは?
完全に歪みを防ぐことはできません。特に、冷却速度が不適切な場合、不均一な冷却による歪みが生じる可能性があります。
但し、この処理も焼準と同じく、処理未実施品と比べて圧倒的に歪みません。
↓↓↓↓↓↓↓↓ 加工例はこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓
https://ja.nc-net.or.jp/company/100374/product/detail/226272/
https://ja.nc-net.or.jp/company/100374/product/detail/233320/
これら3つの熱処理法を適切に選択・実施することで、鋼材の特性を最大限に引き出し高品質な製品製造が可能となります。
そして、製品の歪み・変形を考慮した場合、焼準と焼鈍は必ず実施した方がよい熱処理と言えるでしょう。
更に、加工後に真空焼き入れや高周波焼入れ等、鋼材の表面硬度を高くする製品に関しても下処理として上記3種の熱処理を実施することにより、歪みが出づらくなるのでこちらもお勧めします。
💡合わせて読みたい【調質・焼鈍・焼準とは?】💡
https://ja.nc-net.or.jp/company/100374/product/detail/229959/
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