日東制機 株式会社

低価格でシンプル装備の摩擦圧接機「FFLシリーズ」の発売を開始しました。「FFLシリーズ」は新興国向け低価格戦略の摩擦圧接機として開発され、コスト競争力を高めたエントリーモデルでありながら高品質、耐久性、使いやすさにこだわり、高精度な摩擦圧接が可能なモデルです。価格は多くのお客様がお求めやすいように弊社従来機種に比べ約４割抑えた1380万円としました。これにより競合他社の同等機種と比べ５割程度安くなるため、高いコスト優位性を確保しました。年間30台の販売を計画しています。
全面的に構造の簡素化を図るとともに、機能を必要最小限に絞り込むことで低価格を実現するとともに、従来5カ月程度だった納期も部品の共通化と点数減により3カ月に短縮する。まずは、FFL-30Ⅱ（推力14tonクラス）の１機種を市場へ投入し、将来的には機種を拡充していく予定です。

機種名:FFL-30Ⅱ
価格: 1380万円（本体標準価格・税別）

【概略仕様】
接合能力:ø10～ø30（軟鋼丸棒での換算）
最大推力:137.9KN（14ton）
主軸回転数:100～2000min-1（可変速式）
材料取付可能寸法:回転側φ30ｘ200㎜ ／ 非回転側φ60ｘ300㎜

今後新興国では、品質への要求は高くなる半面、機能などを絞り込んだ低価格機種へのニーズが高まると予測されております。今後の需要拡大が見込まれる新興国はもとより日本国内のローエンド需要に応えるべく、この低価格戦略摩擦圧接機を投入し、販売の拡大を目指します。

当社は長年にわたり取引実績のある三栄商事株式会社（愛知県名古屋市）と、中国に合弁で販売会社を設立し、2011年9月から業務を開始します。

会社名：昆山栄日商貿有限公司（中文表記：昆山荣日商贸有限公司）
住所：中国 江苏省昆山市周市镇嘉裕国际商务广场1号楼915室

これまで、各販売店様などを通じて当社製品・部品の販売およびアフターサービスを提供してきましたが、今後も成長が期待される中国市場において、営業力の強化とお客様への迅速なアフターサービスの充実を図り、顧客満足度をより一層高めるとともに、当社の得意分野である摩擦圧接機事業での新規ビジネス拡大のために現地法人を設立することとした。

顧客のニーズの変化、潜在的ニーズをスピーディーかつ正確に把握し、新商品の紹介や技術サービスを速やかに提供することで、中国における事業の拡大を図る。