長らくお待たせをしておりました、「エミダスホームページ大賞2005~製造業のホームページコンテスト~」最終審査の結果発表です!
一次審査ではおよそ100社の応募の中から、16社が選出されました。そして厳選なる最終審査の結果、下記の7社に決定いたしました。
おめでとうございます!!
昨年に続いて、本田技研の原 義信さん、三菱電機の大西 浩二さん、日経ものづくり編集長の木崎 健太郎さんと審査員を勤めました。総じて、自作部門・外注部門共にデザインが洗練されたものが多く、業種こそ異なれ中小製造業を営む私も勉強になりました。
そこで審査は紛糾したのですが、いざ落ち着いて見れば、なぜか...バックグラウンドが異なる4人の審査委員の意見は、ほとんど一致を見たのでした。しかし、おそらく...その結果は、多くのWEBデザイナーはもちろん、さらには当の受賞者でさえ驚くような結果も含まれているかもしれません。
デザインならば、もっと美しく洗練されたサイトがあるのでは??
実は、今回話題になったのは、自作・外注部門問わず、デザインが洗練された反面、似通ってきてしまったことでした。その結果....皮肉にも....各企業の強みや独自性が読み手に伝わりづらくなってしまったのです。そこで、購買担当者にとって、発信元の企業が、どんな顧客企業から、どんな仕事を受注すべく、どんな強みを発揮できるかが明解だったサイトが高評価を受けました。むしろ、デザインで言うならば、きれいにまとまったデザインよりも最初は違和感さえ感じた、型破りの筆文字の方やイラストの方が、よくよく考えるとインパクトがあって長く記憶に残ったのです。例えば、町工場賞を見ればそのシンプルで斬新な画面に驚くでしょう。
そして、栄えあるグランプリ企業を見れば、見かけ上のデザインの美しさもさることながら、むしろ、法人向けと個人向けでサイトを分けるといったビジネスモデルの方が評価されたのです。
即ち、ホームページのデザインよりも、本業の強みとビジネスモデルの勝負へと移りつつあります。その独自の事業展開を、簡潔かつ個性豊かに表現することが大切だと、今回の審査結果は物語っています。
また、一部でブログへの挑戦も見られましたが、まだ日記の域を出ていないものが目立ちました。今後は、EMIDASやGoogle検索の受け皿としての固定的なホームページから、情報更新と発信が繰り返されつつ検索エンジン対策にも強いブログベースのホームページに移行すると個人的には予測しています。
言わば、一つの時代が終わり、新しい時代が始まろうとしているのでしょう。
当たり前と言えば当たり前ですが、ホームページのデザインとはなんだろう?という本質について考えさせられました。見かけは見かけ!見かけよりも中身!そしてわかりやすさ!
自分自身にも言い聞かせることにします!!
【予告】 10月14日に大阪で開催予定のパネルディスカッションでは、 私が司会を務めさせていただきます。 みなさまから「新しい時代の予感」と「今後の新展開」について、 じっくりお聞きできればと考えています。 ご期待ください!
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昨年に続いて、本田技研の原 義信さん、三菱電機の大西 浩二さん、日経ものづくり編集長の木崎 健太郎さんと審査員を勤めました。総じて、自作部門・外注部門共にデザインが洗練されたものが多く、業種こそ異なれ中小製造業を営む私も勉強になりました。
そこで審査は紛糾したのですが、いざ落ち着いて見れば、なぜか...バックグラウンドが異なる4人の審査委員の意見は、ほとんど一致を見たのでした。しかし、おそらく...その結果は、多くのWEBデザイナーはもちろん、さらには当の受賞者でさえ驚くような結果も含まれているかもしれません。
デザインならば、もっと美しく洗練されたサイトがあるのでは??
実は、今回話題になったのは、自作・外注部門問わず、デザインが洗練された反面、似通ってきてしまったことでした。その結果....皮肉にも....各企業の強みや独自性が読み手に伝わりづらくなってしまったのです。そこで、購買担当者にとって、発信元の企業が、どんな顧客企業から、どんな仕事を受注すべく、どんな強みを発揮できるかが明解だったサイトが高評価を受けました。むしろ、デザインで言うならば、きれいにまとまったデザインよりも最初は違和感さえ感じた、型破りの筆文字の方やイラストの方が、よくよく考えるとインパクトがあって長く記憶に残ったのです。例えば、町工場賞を見ればそのシンプルで斬新な画面に驚くでしょう。
そして、栄えあるグランプリ企業を見れば、見かけ上のデザインの美しさもさることながら、むしろ、法人向けと個人向けでサイトを分けるといったビジネスモデルの方が評価されたのです。
即ち、ホームページのデザインよりも、本業の強みとビジネスモデルの勝負へと移りつつあります。その独自の事業展開を、簡潔かつ個性豊かに表現することが大切だと、今回の審査結果は物語っています。
また、一部でブログへの挑戦も見られましたが、まだ日記の域を出ていないものが目立ちました。今後は、EMIDASやGoogle検索の受け皿としての固定的なホームページから、情報更新と発信が繰り返されつつ検索エンジン対策にも強いブログベースのホームページに移行すると個人的には予測しています。
言わば、一つの時代が終わり、新しい時代が始まろうとしているのでしょう。
当たり前と言えば当たり前ですが、ホームページのデザインとはなんだろう?という本質について考えさせられました。見かけは見かけ!見かけよりも中身!そしてわかりやすさ!
自分自身にも言い聞かせることにします!!
【予告】
10月14日に大阪で開催予定のパネルディスカッションでは、
私が司会を務めさせていただきます。
みなさまから「新しい時代の予感」と「今後の新展開」について、
じっくりお聞きできればと考えています。
ご期待ください!