半導体・大型液晶製造装置などの大物部品を高精度に加工する 大型高精度門形マシニングセンタFJV-100/120Ⅱ
2010-09-09 |
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ヤマザキマザック株式会社(社長:山崎智久、愛知県大口町、TEL:0587-95-1131)は、 半導体あるいは大型液晶パネル需要の回復と製造設備の大型化に伴い、これら製造装置の大物部品を高精度に加工する 大型高精度門形マシニングセンタFJV-100/120Ⅱ(エフ ジェイ ブイ –100/120 ツー)を発表と同時に販売を開始します。 FJVシリーズは、マザックの門形マシニングセンタのベストセラー機として長年に亘り世界中のお客様にご好評頂いています。 現在、日本をはじめ、アジアを中心として大型の液晶パネルや、半導体、太陽電池製造装置、大物金型での大物部品加工を行う機械ニーズが多く、それに応えるため、門形構造による利点をさらに追求し、有効門幅2,500mmと50番10,000min-1、586N・mの高トルクビルトインモータ主軸を搭載することで クラス最大級の加工容積と優れた切削能力を実現する大型高精度門形マシニングセンタとして新開発 しました。さらに従来機に比べ10%程度価格を抑えることができました。 1. 開発の背景 ヤマザキマザックの門形マシニングセンタは、1982年に発表したVQCシリーズから現在のFJV シリーズまで、お蔭様で累計販売台数は14,000台を超えマーケットで好評を頂いています。 今回、さらに機械剛性、精度、操作性を向上させるとともに、工具交換することなく一気に4面加工が可能な独自アングルヘッドを装備することで高生産性を実現する新FJVシリーズとして生まれ 変わりました。 アジア、BRICsなどの新興国をはじめ、全世界のあらゆる産業での大型部品 加工のニーズに対応し、FJV-100/120Ⅱは特に大型の液晶製造装置、半導体、太陽電池製 造装置や大物金型の高付加価値大物部品加工に最適な大型高精度門形マシニングセンタとして開発しました。 ![]() 2. FJV-100/120 Ⅱの特長 各種のインテリジェント機能を搭載し、新機構アングルヘッドによる4面の連続加工、さらに高剛性、高精度、 高生産性を可能にしたFJV-100/120Ⅱの優れた機能を紹介します。 1. 高剛性・高生産性 1)永年に亘る門形マシニングセンタ設計、製造で培われたノウハウを生かし、全軸ローラーガイドと高剛性鋳物による高剛性構造で 生産向上します。 2)多面加工アタッチメントの新機構アングルヘッドによる4面の連続加工により5面加工が可能になり、生産性を向上します。 3)非鉄金属の高速切削から鋼材の重切削まで様々な加工シーンに対応した3種類のビルトインモータ主軸。 標準:10,000min-1(BT-50)、オプション:7,000 min-1(BT-50)、18,000min-1(BT-40) 4) 初品加工完了までの時間を68%短縮する、MAZATROL MATRIX NEXUSを搭載(対 EIA NC装置) 2. 高精度 1)円弧補間精度3.5μmを実現。(従来比:20%向上) 2)高精度加工を実現するインテリジェント機能を搭載。 3. 操作性・保守性 1) KEN OKUYAMA DESIGNによるエルゴノミクス(人間工学)に配慮したデザインを採用し、作業者の快適作業を実現。 2) インテリジェント機能による容易な日常点検を実現。 3) 全密閉型の全体カバーは開口部上部よりテーブルと同じ3,000mmの長さのワークが積載可能。 4. 環境配慮 1) 案内面の潤滑をグリス潤滑とすることで、潤滑油消費量を大幅に削減。潤滑油混入による切削水劣化、 廃棄処理の頻度を減らすことも可能にしました。 3. 主な仕様
【問い合わせ先】 ヤマザキマザック株式会社 マーケティング部広報企画課 TEL:0587-95-1144 URL:www.mazak.jp
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